自分が格好いいと思える社長になりたい。

会社をどこまで大きくしたいのか。

最近、自分でもよく分からない。

今の会社がこのくらいの規模のままでも、毎年きちんと利益が出る。

社員の給料も上げられる。

休みも増える。

私が週3日くらいしか会社に行かなくても回る。

そんな会社になったとする。

それで満足か。

たぶん私は、

「もう少し大きくできるんじゃない?」

と思う。

じゃあ、売上20億。

社員100人。

利益も今よりずっと大きい。

でも、毎日会社に行って、人の問題に追われて、ずっと会社のことを考えなければならない。

それは欲しいか。

いらない。

なんなんだろう。


大きな会社は、やっぱり格好いい

大きな会社を経営している人を見ると、羨ましいと思うことはある。

売上が大きい。

利益も大きい。

できることも増える。

単純に、格好いいと思う。

だから、自分の会社ももう少し大きくしたい。

でも、どこまでも大きくしたいわけではない。

社員100人。

売上20億。

その代わりに毎日会社に行って、人の問題に追われて、ずっと会社のことを考える。

それなら、いらない。

大きい会社は格好いい。

でも、

会社に縛られている自分は格好よくない。

たぶん、それだけなんだと思う。


車も、格好いいから乗る

車も同じだ。

格好いいと思う車に乗りたい。

なぜその車に乗るのかと聞かれたら、

格好いいから。

それでいい。

もちろん、人は人と比較する。

自分よりいい車に乗っている人を見れば、

「いいな」

と思うこともある。

自分の車を見て、誰かが「いいな」と思えば、それはそれで嬉しい。

人と比較することから完全に離れて生きるなんて、たぶん無理だと思う。

でも、

「人から羨ましがられるために乗っている」

と言われると、少し違う。

まず、自分が格好いいと思う。

だから欲しい。

人からどう見られるかは、その後についてくる。

会社も同じなのかもしれない。


私は「悔しい」が強い

一方で、他人の目を気にしないわけでもない。

私はたぶん、他の感情より、

「悔しい」

が強い。

自分を下に見てくる人がいる。

会社が大きいとか、

家が裕福だとか、

立場が上だとか。

そんな理由で、

「自分の方が偉い」

という態度を取る人。

そういう人から馬鹿にされると、かなり腹が立つ。

でも、その人に憧れているわけではない。

劣等感とも少し違う気がする。

むしろ、

「なんでこの人に、そんなふうに扱われなきゃいけないんだ」

と思う。

そして私は、たぶん言い返すより結果を出したくなる。

「悔しい」は、今まで自分を動かしてきたものの一つだと思う。

ただ、その人に勝つことが人生の目的かと言われたら、それも違う。

腹が立つから頑張ることはある。

でも、その人のために人生を使いたいわけではない。


自由なのは、格好いい

では、自分は何を格好いいと思うんだろう。

会社が大きい。

お金がある。

いい車に乗っている。

それも格好いい。

でも、かなり大きいのは、

自由であること。

会社はちゃんと儲かっている。

自分が毎日いなくても回っている。

新しいことをやりたければ、やれる。

株式投資もできる。

そして、家族と海外へ旅行に行く。

私は、そんな生活を格好いいと思う。

だから、会社を大きくするために、その自由を全部失うなら違う。

売上20億だから格好いいわけではない。

売上6億だから格好悪いわけでもない。

自分がどう生きているかまで含めて、格好いいか。

そちらの方が大事なのかもしれない。


私の会社だから、そうしたい

社員についても考える。

給料は高くしたい。

休みも増やしたい。

無駄な残業も減らしたい。

成果を出した人には、ちゃんと報いたい。

会社には利益を残したい。

これは、

「この業界を変えたい」

というような大きな話ではない。

私の会社だから、そうしたい。

自分が経営している会社なのに利益が出ない。

社員の給料も上げられない。

休みも増やせない。

それを私は格好いいと思わない。

だから変えたい。

会社はちゃんと利益を出す。

働いている人にも還元する。

ちゃんと休める。

それでも会社は成長する。

そして社長自身も、会社だけに人生を使っていない。

私は、そういう会社を格好いいと思う。

だから、そうしたい。


社員からも、格好いいと思われたい

社員から好かれたいのか。

考えてみると、少し違う。

もちろん嫌われたいわけではない。

でも、

「優しい社長ですね」

と言われることが一番嬉しいわけではない。

それより、

「うちの社長、格好いいよね」

と思われる方が嬉しい。

ちゃんと利益を出す。

必要な時には決断する。

新しいこともやる。

社員にも還元する。

でも、会社だけが人生ではない。

家族との時間もある。

自分の好きなこともやる。

そんな社長なら、

自分でも格好いいと思える。


結局、全部欲しい

こうして考えてみると、私はかなり欲張りだ。

会社は大きくしたい。

利益も増やしたい。

社員の給料も上げたい。

休みも増やしたい。

自分のお金も増やしたい。

株式投資もしたい。

家族と海外にも行きたい。

自由でいたい。

できるなら、

全部欲しい。

でも、全部を取るために全部を失うようなことはしたくない。

会社を大きくするために家族との時間がなくなる。

利益を増やすために社員が疲弊する。

会社を守るために自分がずっと会社に縛られる。

それは、私が思う格好いいとは少し違う。


それで満足なのかもしれない

60歳くらいになった自分を想像してみる。

会社はちゃんと利益が出ている。

私が毎日いなくても回っている。

社員にもちゃんと還元できている。

私は家族と海外へ旅行に行く。

やりたいことが見つかったら、また何か始める。

そして、いつか社員から、

「この会社で働けてよかった」

と言われる。

それを想像した時、

「もっと会社を大きくしたかった」

と思うのだろうか。

「もっとお金が欲しかった」

と思うのだろうか。

その時にならないと分からない。

たぶん私は、その時も、

「もうちょっとできるんじゃない?」

と思っている気もする。

でも、

それで満足なのかもしれない。


人と比べることは、たぶんこれからもある。

悔しいと思うこともある。

大きな会社を見れば、格好いいと思う。

いい車を見れば、欲しくなる。

それでいいと思っている。

ただ、誰かの基準だけで生きたいわけではない。

会社が大きい。

利益が出ている。

社員に還元できている。

家族との時間がある。

自分の好きなこともできる。

自由でいる。

自分が格好いいと思うものを、できるだけ全部取りたい。

そして最後に自分で、

「まあ、格好いいじゃん」

と思えたらいい。

私は、

自分が格好いいと思える社長になりたい。

今のところ、それが一番近い。

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