『旦那さん熱心ですね』と言われるたび、少しだけモヤモヤする
中3の次男が、最後の大会に向けて頑張っている。
夫は、毎回のように試合を見に行く。
野球道具を買ったり、たまに練習したりもする。
周りから見ると、きっと“熱心なお父さん”なんだと思う。
実際、試合会場でよく言われる。
「旦那さん、毎回来てて熱心ですねー」
そのたびに、私は少しだけモヤッとする。
もちろん、見に来ないお父さんもいる中で、毎回来るのはすごいと思う。
野球に興味を持ってくれているのも、ありがたい。
でも。
次男を送り出すまでに、やることは山ほどある。
朝早く起こして、
おにぎりを作って、
水筒を準備して、
ユニフォームを確認して、
体調を見て、
忘れ物がないか気にして。
さらに下の子の準備もある。
普段の家事も止まらない。
バタバタしながら、やっと次男を送り出す。
そのあと、夫が起きてくる。
試合開始に間に合うように準備して、応援へ向かう。
私はその頃には、もうひと仕事終えたみたいになっている。
本当は、私だって試合を見に行きたい。
でも、「応援に行く」までに片づけなきゃいけないことが多すぎて、なかなか行けない。
たまに行った時に聞こえる、
「旦那さん熱心ですね」
の言葉。
たぶん私は、
“見えている部分だけが評価される感じ”
に引っかかっているんだと思う。
応援に来ることは、わかりやすい。
でも、その試合が始まる前に、
毎日積み重なっているものは、なかなか見えない。
私は、応援に行かないから野球に興味がないわけじゃない。
むしろ逆で、
食べるものも、
睡眠も、
体調も、
持ち物も、
全部気になる。
「ちゃんと力を出せるかな」
を、ずっと考えている。
だから最近、思う。
本当の“熱心”って、
見に行くことだけなのかなって。
見えないところまで気になってしまうのも、
親の熱心さなんじゃないかなって。
