食が才能を守る――相撲と“四毒抜き”の話
先日、新聞を読んでいた時に目に留まった、大相撲の元小結・遠藤が現役引退との記事。
地元石川県出身、しかもイケメンということで、私の母が応援していた力士です。
私は相撲ファンではないのですが、「膝のケガに長く悩まされた」という文言が引っかかりました。
この記事を読んで、テレビで見た相撲部屋の食事を思い出しました。
ちゃんこ鍋を中心に、次々に出てくる様々なお料理。
から揚げ、焼きそば、カレー、グラタン、ピザ、デザート…
植物油、小麦、乳製品、砂糖をたっぷり使ったお料理が、これでもかと出てきます。あくまでもテレビ向けのメニューであって、毎日このような食事をしているわけではないのかもしれませんが…。
四毒を陰陽の考え方で見ると、いずれも陰性です。
陰性の食べ物には共通して、以下のような性質があります。
体を冷やす
血管や筋肉をゆるめる
集中力をぼやかす
「拡散」方向に働く(締まりがなくなる)
つまり、四毒を多く摂ると、
筋肉や靭帯が緩みやすくなり、
血の巡りが滞り、代謝が下がり、
体の軸がぶれやすくなる。
こういう状態では、
「転びやすい」
「関節を痛めやすい」
「打撲が治りにくい」
といったトラブルが起こりやすくなります。
遠藤関は、過去に左膝の前十字靭帯損傷や両膝の半月板損傷、捻挫などのケガをしていて、特に2025年9月には左膝の「前十字靭帯損傷、内側・外側半月板損傷」で手術を受けているそうです。
もし食事を変えることができたら、これほどケガに悩むことはなかったのでは…。そう思うと、本来の力をもっと発揮できたのではないかと、残念でなりません。
食は、心と体の土台です。
どんなに優れた才能や努力があっても、食でバランスを崩せば、その力を十分に発揮できません。
四毒を減らし、ご飯、味噌汁、ぬか漬けを中心とした伝統的な日本食に戻すことは、体を整えるだけでなく「自分の力を生かしきる」ための第一歩なのだと思います。
力士に限らず、私たち一人ひとりが本来の力を取り戻せるカギになるのではないでしょうか。
