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[2026年ver]移動生活(ノマド)のお金事情|夫婦で旅をするお金のリアルについて

ノマド生活とお金:全てを投資として考える生き方

私(30歳と2ヶ月)は、旦那(30歳と1ヶ月)とともに夫婦でデジタルノマドとして移動生活を続けています。
『世界中を移動している』というとよく、『お金はどうしているの?』と聞かれます。
デジタルノマドを目指す方の多くが最初に気になる部分は「お金」なのだなと思ったので、今の私たちなりの考えを書こうと思います。


全ての支出を投資として考える

最初の項目にして、これが、私たちのお金に対する考え方の核心です。
お金には最も基本的で、最も重要な原理・原則があります。
それは、お金は「収入と支出のバランス」でできているということです。

多くの人は、収入を増やすことばかりに目を向けます。
しかし、忘れがちな部分ではありますが、収入が増えると必ず、支出も増えます。

私たちはノマド生活を始めてから、このバランスを常に意識するようになりました。収入を増やす努力をすると同時に、支出を最適化する。

そして何より、全ての支出を「投資」として捉える視点を持つようになったのです。

例えば、ヨーロッパへの航空券に10万円を使うとします。
従来の考え方では、これは単なる「支出」です。
しかし私たちは、これを「投資」として捉えます。

この10万円を投下して外国に行くことで、何が得られるのか。
新しい体験、新しいインスピレーション、新しい視点。
そしてそれらは、どのような形で仕事や収入に繋がるのか。
その視点を常に持つようにしています。

わかりやすい例で言えば、旅先での体験をコンテンツにして発信することで収入が生まれるという構図。(旅系YouTuberなど)
しかし、私が旅先で出会った世界中のデジタルノマドの人々の多くは、旅を仕事にするというより、いろいろな仕事をしながら旅をしている人が多いように感じます。
発信している人々でいうと、プラットフォームがYouTubeやInstagramに留まらず、Kindleやポッドキャスト等、複数媒体を同時に用いているように思います。

また、旅先で出会った人との縁が、新しいビジネスのきっかけに繋がることも多いです。それは自分のできることと、誰かのできないことの、ピースをはめていくような感じ。
ただし、注意しなければならないことは、そこにはほとんど「即効性」はありません。
ここに対する自己マネジメント(自分の機嫌取り)をできるかどうかが「旅をする」のか「旅を続ける」のか、の分かれ道になると思います。


移動が生産性を上げる

移動を頻繁にしていると、移動の時間が長くなり、実質的に仕事をしている時間が相対的に短くなります。
しかし、移動日こそ、仕事の生産性が上がっていると感じています。
振り返って考えてみると、この仕事は本当に4時間かかることだったのか、集中する環境を整えれば、1時間で終わることだったのではないか。

例えば、4時間かけて120%の仕事をすることと、30分で80%の仕事を2回するのでは、どちらの方が生産性が高いでしょうか。答えは明白です。

ノマドとして収入を上げていく最初の分かれ道は、
この仕事の質を常に見直す癖があるかどうかだと感じます。

デジタルノマドとして生きている人のほとんどは、今自分の時給はいくらくらいになっているのかを常に意識しているように思います。
これは、相手から決められた時給ではなく、複数の仕事を同時に行うことで得られる自分の生産性を可視化しているものです。

10万円の航空券で移動している時間で15万円、20万円、あるいはそれ以上の収益を上げる。
そう考えれば、これはもう「消費」ではなく「投資」なのです。


投資対効果を常に意識する

ただし、全ての支出が良い投資になるわけではありません。
だからこそ、投資対効果(ROI)を常に意識することが重要です。

私たちは宿泊先を選ぶ時、単に値段だけで決めません。
その場所で仕事がしやすいか、インスピレーションが湧く環境か、新しい出会いがありそうか。そうした要素を総合的に判断します。
5000円のバックパッカーに泊まったはいいものの、仕事に適した環境が見つからず、ダラダラと仕事をしてしまうか。
20,000円の宿に泊まり、部屋の中で数時間集中して仕事ができる環境を作るのか。
これらは、自分たちの仕事の状況に限らず、自身の”状態”に目を向けた自己マネジメントとして、こういった費用対効果を常に意識しています。

食事も同じです。
毎食高級レストランに行く必要はありませんが、その土地ならではの料理を体験することは、文化理解を深め、コンテンツになり、人生を豊かにする投資です。一方で、何も考えずにコンビニ食で済ませてしまうのは、健康という資本を削る「悪い投資」かもしれません。
「今、自分結構良い感じじゃない?」と感じられる瞬間があればあるほど、人生の質は高くなっていく気がします。
そしてその自分を作っているのは、『食事』なのです。


固定費を極限まで下げる

投資の視点と同じくらい重要なのが、固定費を極限まで下げることです。
これは、ノマド生活を経済的に持続可能にする最も重要かつ即効性のある戦略のひとつ。

従来の定住生活では、家賃、光熱費、車の維持費、保険料、通信費など、毎月必ず出ていく固定費が大きな割合を占めていました。
しかしノマド生活では、これらの固定費を劇的に減らすことができます。

私たちの場合、7kgのリュック一つに荷物をまとめたことで、物理的にも精神的にも、大きな自由を手に入れました。
持ち物が少ないということは、管理するコストも、保管するコストも、運ぶコストもかからないということです。
そしてなにより、想像以上に移動の速度が加速しました。
振り返ると、高速で世界を移動しているとき(1年で30都市以上の移動)と、その前年を比較すると1年間で収入がおよそ1.5倍になっていました。

固定費を下げることで、解放されたお金と時間を、本当に価値のある体験や高速移動への投資に回すことができるのです。


収入の”波”を受け入れる

ノマド生活では、収入には頻繁に波が訪れます。
たくさん稼げる月もあれば、そうでもない月もある。
この波を恐れる人は多いのですが、私たちはこれを「自然なこと」として受け入れています。

会社員時代は、毎月同じ金額の給料が振り込まれていました。
一見安定しているように見えますが、実はこれは非常に不自然な状態です。自然界には、一定のリズムで同じことが起こり続けるものなど、ほとんど存在しません。
季節があり、天候があり、波があり、リズムがある。それが自然の摂理です。

大きな仕事が入る月もあれば、次の仕事の準備期間で収入が少ない月もある。しかし年間で見れば、トータルでバランスが取れている。
そういう波を受け入れる、心のゆとりを持つ自己マネジメントが大切です。


体験への投資が最大のリターンを生む

お金の使い道として、私たちが最も価値を置いているのが「自己投資」です。これが、長期的に最も大きなリターンを生み出すと考えています。

新しい街を訪れる、現地の人と交流する、その土地の文化に触れる、美しい自然の中で過ごす。
こうした体験は、単なる思い出以上の価値を持ちます。
体験は、自分自身を成長させ、新しい視点をもたらし、創造性を刺激し、人間関係を豊かにし、人生の質を高めます。
そしてそれらは、直接的にも間接的にも、中長期的に見ると収入に繋がっていくのです。

例えば、今の保険や株投資で1年間で数百倍以上のリターンを見込めるものが今この世に存在するでしょうか。
自己投資はその可能性を秘めている唯一の投資だと思います。

現に、自己投資として移動を続けている私たちは、3年前と比較して収入は500%以上増えています。

物を買うことと違い、体験は、時間と共に熟成され、より深い価値を持つようになります。あの時の旅が、今の自分を作っている。
そう思える体験に投資することが、30代においては最もお金の価値を最大化できる使い方だと私たちは考えています。


お金を使うことを恐れない

貯金がどんどん減っていく恐怖、次の収入が保証されていない不安。
その恐怖は、お金を使うのではなく、お金に使われてしまう原因のひとつです。

もちろん、無計画に浪費しろという意味ではありません。
しかし、明確な目的があり、リターンが期待できると思えたなら、思い切って投資する。その勇気を持つことが、ノマド生活を成功させる鍵なのです。

それに、単に貯金額が増えていくだけだと、面白くないじゃないですか。
楽しい人生を送るためにも、その勇気を持ち続けることが大切だと日々思います。

お金は手段であり、目的ではない。

最後に、最も大切なことを書きます。
それは、お金は手段であり、目的ではないということ。

私たちがノマド生活を選んだのは、お金持ちになりたかったからではありません。好きな場所で、好きな人と、好きな時間に、好きなことをして生きていきたかったからです。

お金は、そういった人生を実現するための単なる手段です。
だからこそ、お金に振り回されるのではなく、お金を上手に使いこなす必要があるのです。

収入が多い・少ないではなく、自分たちの理想の生活を実現できているかどうか。それが最も重要な指標です。
年収1000万円あっても不幸な人はいるし、年収300万円でも幸せに暮らしている人はいます。

私たちは、必要最低限の収入があれば、あとは体験を豊かにすることに投資する。そしてその体験が、また新たな収入を生み出す。
その好循環を作ることが、ノマド生活におけるお金との健全な関係性だと考えています。

ノマド生活を始める時、お金の不安は誰もが感じます。
しかしその不安は、お金についての考え方を変えることで、大きく軽減されます。

お金を「減っていくもの」ではなく「循環するもの」として捉える。
支出を「消費」ではなく「投資」として考える。
体験にお金を使い、それが次の収入を生む好循環を作る。

こうした考え方を身につけることで、お金の不安は減り、むしろお金を味方につけて、より豊かな人生を送ることができるようになると考えています。

抽象的な表現が多かったように感じる方もいるかもしれませんが、あなたが持っているお金の量は”本当に不十分なのか”。

そう言う向き合い方、根本的な考えを見直す勇気が重要だと、私も常に考えています。

私自身も、デジタルノマドになる前は、どうやって旅をしながら生活をするのか、全く見当もつきませんでした。
しかし、今はもう、この生き方以外考えられません。
これからも、このnoteを通じ、考えや気づきを発信できればと思っています。

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