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【コーチング】スコトーマを作る職業と表と裏。


こんにちは!Kenです。

お盆ウィークということで、今日は少しレベルの高い話をします。

テーマは「スコトーマを作る仕事」です。

コーチングはスコトーマ(心理的盲点)を外す仕事ですが、世の中には逆に、スコトーマを作ることを生業にしている職業があります。

そして最終的に、この2つは同じものだという話になります^_^


マジシャンは、種を盲点に入れている

いちばん分かりやすいのがマジシャンです。

マジックの種は、多くの場合、物理的なものです。それをスコトーマに入れることで、観客からは見えなくなる。

見えなくなると、どうなるか。

「なぜこの現象が起きているのか分からない」という状態になり、観客は別の結論にたどり着きます。

  • 不思議な力を使ったに違いない(超常的な結論)

  • 超人的なテクニックの結晶に違いない(鍛錬の結論)

本当にそういう場合もあるかもしれません。でも実際は、トリックがあってそう見せているだけかもしれない。

つまり本当のところ、つまり実際に用いられている手法がスコトーマに入っているわけですね。


催眠術は「臨場感の操作」

催眠術師も同じ構造です。

催眠が何をしているかというと、物理空間の臨場感を下げて、催眠術という世界観の臨場感を上げているんですね。

具体例で見てみましょう。

① 一点を見つめさせる

視覚情報が限定されます。ということは、物理空間の情報量がその分下がる。

臨場感は情報量と関わっているので、物理空間の視覚情報が増えれば物理への臨場感は高まり、減れば下がります。

映画館のスクリーンが小さくて館内が明るかったら、映画の世界に入り込めませんよね。あれと同じ原理です。

② 目をつぶらせる

さらに情報量が下がります。

ちなみに「眠って」と言われて目をつぶり、ダラーンとしている、あの瞬間。周りの人は「催眠にかかった」と思いますが、実際は普通につぶってもらっているだけです笑

③ 背景を壁にして立つ

催眠術師は、かける相手から見た背景が壁になるように立ちます。情報量が少ないからですね。

ステージに上がった人が観客全員を見ていたら、緊張しますし気になってしまう。そちらの臨場感が上がると、催眠の世界観に没入できなくなるわけです。


催眠は「自分がやっていると気づいていない状態」

ここで催眠について、私の見解も少しお話しします。

実は私、大学の卒論のテーマが催眠でした。といっても大したことは何もしておらず、当時はただ催眠の練習をしたかっただけなんですけどね笑

なので専門家というほどではありませんが、長く実践もしてきましたし、苫米地博士のセミナーを含め色々学んできた経験があります。あくまで個人の意見として聞いてください。

催眠とは、簡単に言えば「勘違い」です。

何の勘違いかというと、自分が引き起こしている現象なのに、自分がやっているという自覚がない状態

催眠術師の特殊なパワーでもスピリチュアルな力でもなく、本人がそう感じるようにお膳立てをしているだけなんですね。本人すら気づいていないので不思議に感じ、周りは普段と違う光景を見ることになります。

だから、本人が持っている能力以上のことは引き起こせません。催眠にかかったから空中浮遊できるとか、突然英語が話せるようになるということは基本的にあり得ません。やっているのは本人なので、自分の中にないものは出せないんです。

そういう意味では、催眠はそこまで危険なものではありません(もちろん使い方次第ではありますが)。超能力ではなく、臨場感で説明できるものということですね。

なお、催眠療法と、見せ物としての催眠術のパフォーマンスは別物です。
後者では観客に分かりやすい現象、たとえばレモンを食べて酸っぱがるとか、腕が上がる、体が固まって動かないといった現象を意図的に引き起こしたりしますね。


ここからが本題:作ることは、外すこと

さて、ここからが今日の核心です。

もうお気づきの方もいるかもしれません。

スコトーマを作るということは、同時にスコトーマを外すことでもある。

催眠の例で言えば、催眠術の世界観に没入できなかった人が、没入できるようになっています。

なぜ没入できたのか。その世界の情報が増えて、臨場感が高まったから。これは言い換えると、その世界に対するスコトーマが外れたということです。

人間は部分情報しか処理できません。すべての情報を認識することは不可能です。

ということは、スコトーマが外れた先にも、必ず別のスコトーマが生じている。

何かにロックオンすれば、他がロックアウトされる。以前お話ししたあの原理ですね。


コーチングもまた、表裏一体

では、コーチングはどうでしょうか。

コーチングはスコトーマを外す職業です。もちろんクライアントの利益100%で、クライアントのゴールに合う方向で外していきます。

でも究極的には、これは逆に言えば
「現状の自分」をスコトーマに入れているとも言えるんですね。

コーチングでは過去に介入しません。過去は一切関係なく、時間は未来から過去へ流れると考えます。すると結果として、過去はどうでもよくなっていく。

どうでもよくなるということは、臨場感が下がっているということ。それが結果としてスコトーマを作ることにも繋がります。

だから、スコトーマを作る仕事も、外す仕事も、実は同じことをしている。

違いは方向性だけです。それが本人の望む情報なのかであったり、本人の利益になるのか。そこが分かれ目です。


応用:外せないときは「作る側」から考えてみる

ここでセルフコーチングの話に戻ります。

「スコトーマが外せない」と悩んでいるとき、
逆に「どうやったら作れるか」という視点を持ってみる。

これが有効な場合があります。

表裏一体である以上、方向性の違い、視点の違いに過ぎないからです。

そしてこの「視点の違い」が大きい。視点が増えれば増えるほど、抽象度が上がる要因になります。軸が増える、変数が増えるということですからね。

視点を変えることが、スコトーマを外すきっかけにも、抽象度が上がるきっかけにもなる。

行き詰まっている方は、ぜひ逆方向から考えてみてください。

関連するスキル、たとえば催眠を「人にかけるため」ではなく「仕組みを理解するため」に学んでみるのもアリだと思います。ただし催眠はあくまで一例で、推奨しているわけではありません。出回っている情報が多すぎて、私も学ぶのにかなり時間がかかりましたから^^;

そして考えてみれば、これはあらゆる職業、スキル、趣味、学びについて言えることです。何かを学んだ結果、スコトーマが外れるというのは常に起きています。そういう視点で色々な情報をチェックしてみるのもおすすめです。


最後に、1つの問いを残しておきます

実はもう1つ、重要なポイントがあります。

一度スコトーマが外れたら、基本的に元には戻れません。

一度気づいてしまったことを、もう一度スコトーマに入れ直すのは、相当に難しい技です。何でもかんでも入れられるわけではない。

それは何を意味するのでしょうか?

答えはいくつかあるのですが、かなりハイレベルな話になるので、今日はここまでにしておきます^_^

また記事を書きます!

ここまで読んでくださり、ありがとうございました✨

【今日のワーク】
いま「見えていないものがある気がする」と感じている領域を1つ選んでください。そして逆から問うてみましょう。「もし自分に、この件をあえて見えなくさせたい人がいるとしたら、何をどう隠すだろうか?」

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