見出し画像

65歳以上の働く人は930万人。「何歳まで」より「どう働きたいか」

まいど、おおきに!研修職人の黒野です😊

ここでは、株式会社ラシク(代表取締役 黒野正和)が運営する【Voicy】研修職人くろちゃん先生の「朝の通勤がスッと軽くなる!働く人応援ラジオ」チャンネルの内容をNoteでもお届けしていきます。

Voicy本編では、毎朝の通勤や準備の時間に聴き流すだけで、仕事のモヤモヤが晴れて心がフッと軽くなるひけつについて、ポジティブ心理学などのエビデンスを交えながら解説しています。

気になった方はぜひそちらもチェックしてみてくださいね!

▶ Voicyチャンネル


昨日土曜日は、#週末のウェルビーイングで、「スマホを置く30分」っていうお話をしました。今日はその流れで、時間の使い方を、もうちょっと長いものさしで見ていきます。

今日のテーマは、「何歳まで、どう働くか」です。今月21日の月曜日は、敬老の日ですね。この時期は、高齢者に関する統計がいろいろ公表されます。

皆さんは、こんなことしていませんでしょうか。ふとした時に、「自分、何歳まで働くんだろう」って考えて、答えが出ないまま、そっと閉じてしまう。親御さんがまだ働いているのを見て、「じゃあ自分はどうかな」を、そっと飲み込む。

…って、その感じ、すごく分かります。私も、しょっちゅうです。

先にお伝えしておくと、今日の放送は、「長く働きましょう」っていうお話ではありません。働き続けたい人も、そうでない人も、それぞれでいい。

ただ、どちらを選ぶにしても、材料は持っておきたいですよね。今日は、その材料をお渡しします。


なんで、この問いはモヤッとしたままになるのか

まず、数字を三つ、押さえておきましょう。

一つ目です。総務省統計局が、毎年、敬老の日にあわせて「統計からみた我が国の高齢者」っていう資料を出しています。去年9月に出たものによると、2024年の65歳以上の就業者数は930万人。2004年から21年連続で増えていて、過去最多です。働いている人全体に占める65歳以上の割合は13.7%。およそ7人に1人が、65歳以上なんですね。

二つ目です。厚生労働省の「高年齢者雇用状況等報告」。去年12月に公表された、去年6月時点の集計では、65歳までの雇用確保措置を実施済みの企業が99.9%。ほぼすべての会社で、希望すれば65歳までは働ける形になっています。

三つ目です。同じ報告で、70歳までの就業確保措置を実施済みの企業は34.8%。前の年より2.9ポイント増えました。努力義務なので、まだ3社に1社くらいですね。

まとめると、65歳まではもう当たり前。70歳までが、じわじわ広がっている最中です。

なんで、この話がモヤッとするのか。「何歳まで」っていう問いが、時間の長さしか聞いていないからだと思うんですね。長さの話は、答えが出ません。健康も、お金も、先のことは分からないですから。分からないことを考え続けたら、そりゃモヤッとしますよね。

今日お伝えしたいことは、3つのポイントです。


65歳を過ぎて働くことは、もう「特別」じゃなくなった

1つ目のポイントは、65歳を過ぎて働くことが、もう特別じゃなくなった、っていうことです。

さっきの930万人を、年齢で分けてみますね。2024年の就業率は、65歳から69歳で53.6%。70歳から74歳で35.1%。75歳以上でも12.0%。いずれも過去最高です。

65歳から69歳が、半分を超えている。ここ、けっこう大きいと思うんですね。定年イコール引退、っていう図式は、もう当たり前じゃなくなっています。

しかも、今年6月に公表された内閣府の「高齢社会白書」では、数字がさらに上がっていました。去年一年間で見ると、65歳から69歳の就業率は54.5%。65歳以上の就業者数は、22年連続で前の年を上回っています。

ただ、中身も見ておきたいです。65歳以上で働いている人のうち、役員を除いた雇用者で見ると、非正規の職員・従業員が76.9%。4人に3人は、正社員ではない働き方をしています。

だから、「みんな元気に働いています」っていう明るい話だけじゃないんですね。広がっているのは事実。でも、その中身は、人それぞれです。


問われているのは「何歳まで」じゃなくて、「どう働き続けたいか」

2つ目のポイントは、問われているのは「何歳まで働くか」じゃなくて、「どう働き続けたいか」だ、っていうことです。

内閣府の「令和7年版高齢社会白書」に、興味深い調査が載っています。今、収入のある仕事をしている60歳以上の方のうち、約3割が「働けるうちはいつまでも」働きたい、と答えているんですね。「70歳くらいまで」またはそれ以上っていう答えと合わせたら、約8割になります。

でも、同じ調査で「なんで働いているんですか」って聞いたら、いちばん多い答えは「収入のため」で、5割を超えていました。その次が「働くのは体によいから、老化を防ぐから」。その次が「自分の知識・能力を生かせるから」です。

理由は、まぜこぜなんですよね。お金のためも、健康のためも、自分を生かしたいって気持ちもある。

働いていない人の理由も、見ておきたいです。「特に理由はない」を除くと、いちばん多いのが「健康上の理由」で約3割。次が「収入を得る必要がないから」。その次が「趣味とか社会活動に時間を費やしたいから」でした。

ここ、大事です。働かないっていう選択も、ちゃんと理由のある、まっとうな選択なんですよね。

だから、「何歳まで働けるか」を競う話じゃないんです。自分は、どういう形なら続けたいのか。どこで手放したいのか。問われているのは、そっちなんですね。


今の自分が、これから何を積み上げていくか

3つ目のポイントは、今の自分が、これから何を積み上げていくかを考える、っていうことです。

同じ調査で、今の仕事を決めた理由を聞いたら、いちばん多かったのが「自分の経験やスキルが生かせる」で、約4割。次が「自宅から通いやすい」。その次が「仕事にやりがいがある」でした。どれも、急には手に入りません。時間をかけて積み上がっていくものですよね。

私の話も、ちょっとだけさせてください。私は、アパレルの商社から日本郵政に移って、13年勤めました。安定を求めて入って、定年まで勤めるつもりだったんです。

でも、深夜残業が続いて、職場もギスギス。隣の席の先輩がメンタル不調で休職して、そのまま辞めていったんですね。その時に初めて、「何歳まで働くか」じゃなくて「どう働き続けたいか」を真剣に考えて、独立を選びました。

今の私の仕事は、あの13年で積み上げたものの上に成り立っています。

「何歳まで働けるか」は、正直、分かりません。健康も、景気も、こちらでは決められませんから。でも、「何を積み上げるか」は、今日から決められます。

特別なことじゃなくていいんです。人の話を丁寧に聴けること。段取りを組むのがうまいこと。そういうものは、年齢に関係なく、ずっと使えます。


今日の1アクション|「65歳の自分」に3分だけ会いにいく

今日はぜひ、3分だけ、「65歳の自分」を思い浮かべてみてください。「そのころ、どんな一日を過ごしていたら、まあまあ幸せかな」って、一つだけ思い浮かべる。働いている姿でも、働いていない姿でも、大丈夫です。

そして、「じゃあ今の自分は、何を大事にしておこうかな」を、一つだけ書き出してみてください。答えが出なくても、かまいません。

「何歳まで」から「どう」に、問いを置きかえてみる。それだけで、あのモヤッとした感じは、ちょっと軽くなりますよ。


働き続けたい人も、そうでない人も、それぞれでいい

今日は、「何歳まで、どう働くか」っていうテーマでお話ししました。ポイントは、3つです。

1つ目は、65歳を過ぎて働くことが、もう特別じゃなくなったっていうこと。働く人のおよそ7人に1人が、65歳以上です。

2つ目は、問われているのは「何歳まで」じゃなくて「どう働き続けたいか」だっていうこと。働く理由も、働かない理由も、人それぞれです。

3つ目は、今の自分が、これから何を積み上げていくかを考えるっていうこと。何歳まで働けるかは決められませんけれども、何を積み上げるかは決められます。

今日の話は、「長く働きましょう」っていうお話ではありません。働き続けたい人も、そうでない人も、それぞれでいいんです。数字は、あなたを急かすためのものじゃなくて、あなたが選ぶための材料です。

私は、「仕事って楽しい!」って、誰もが言える社会を、本気で作りたいと思っています。何歳であっても、自分の意思で働き方を選べること。それが、いちばんのウェルビーイングだと思っています。

ちなみに、こういう「これからの働き方を、自分の言葉で決めていく」考え方は、ラシクアカデミーのキャリアポジティブ心理学講座でも扱っていますので、気になった方は頭の片隅に置いておいてくださいね。

今月21日は、敬老の日ですね。身近に、長く働いてきた方がいらしたら、「どんなふうに働いてきたんですか」って聞いてみてください。統計には出てこないお話が聞けますよ。

この番組では毎朝、働く人の心がちょっと軽くなるヒントをお届けしています。もし今日のお話が少しでも役に立った方は、ぜひフォローして、明日以降も気軽に聴きに来てくださいね。


どんな働き方なら続けたいですか

今日のコメントテーマです。

コメント欄では、ぜひ、「どんな働き方なら続けたいですか」を教えてください。ひとことでも大丈夫です。

それでは、今日も無理せず、あなたのペースでお過ごしください。くろちゃん先生でした。


Voicyでも、心が軽くなるヒントをお届けしています

Voicyでも、働く人の心が少し軽くなるヒントや、毎日のウェルビーイングの工夫を、毎朝お届けしています。よかったらコメント欄で、今日の感想や気づきも教えてくださいね。

今日のお話が少しでも役に立った方は、ぜひVoicyもフォローして、また明日の朝も気軽に聴きに来てくださいね。

それでは、今日も無理せず、あなたのペースでお過ごしください。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

🔔【YouTubeチャンネル登録はこちら】

▶ https://www.youtube.com/channel/UCW8FJqWALwt_7KpzjoDLLUA

🔔【Voicyチャンネル登録はこちら】

▶ https://voicy.jp/channel/981316

📲【SNS・無料相談もこちらから!】

👤 facebook https://www.facebook.com/profile.php?id=61572204638761

🟦 X(旧Twitter) https://x.com/kensyu_syokunin

📸 Instagram https://www.instagram.com/kensyu_syokunin

📒 note https://note.com/kensyu_syokunin

いいなと思ったら応援しよう!