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ボケの中毒性

ちっとも外へ出る気が無く、気づいたら一週間が過ぎようと。

いかんね、これじゃボケてしまう。
う〜む、ボケ防止には積極的な活動が良いってわかってるけど、花粉は嫌なんだよねぇ。

そんなど〜でも良い事を考えつつ、今週のネタはどうしようって思っていて、思いついたのは「ボケ」。

写真の表現の中にどれだけボケを使うかってのが命題的にあるけど、業務で撮ってきた経験から、極力ボケを活用しないってクセがついている自分。
だから過去データを探っても、これぞボケ・・な写真は見当たらない。

汎用性が高いズームを使えば、ボケはかなり意識して設定しないと活用できないし、大口径単焦点レンズはそもそも用途に合わせて入手してるので、これまたボケを楽しむパターンはほぼ無かったらしい。

でも、ボケって嫌いじゃない。
と言うか、ボケを使うような撮影を始めると、なんでもかんでもボケを使いたくなるような中毒性さえあるって感じてはいた。

だから、開放とかそれに近い絞りじゃないとピントが合わないRF45mmを使うようになって、常にどっかボケてるけどニュアンス寄りの表現で違和感が少ない作像にハマっちゃったのかも知れない。

EOS R5 RF45mm F1.2 STM
ISO800 f/1.6 1/320s

以前だったら、こういう撮影には24ー105を使っていたと思う。
RF45mmだと意識しないでもこんな風に撮れてしまうので、24ー105の出番はすっかり減ってしまった。

同時に、明るさってやっぱり武器だって思う。
日が落ちて空が青くなっている時間帯でも1/320sでシャッターが切れる。

何故、EF50mmでこういう使い方をしなかったのかな?って思う。
当然だけど、ボケはさらに大きいはず。
ただあのレンズ、フォーカスシフトがほぼ感じられなくて、いつも通りにきっちり絞って撮っちゃうのがパターンだった。

そうだ、せっかく開放で撮る遊びを始めてるんだから、EF50mmでもボケを楽しむ気になるかな?・・と思って、実験してみた。

EOS R5 EF50mm F1.8 STM
ISO200 f/1.8 1/4000s

なんだろうね、この違い。
ほぼ同じ感じに撮れるのに、EF50mmだと素っ気なく感じてしまう。

ボケが二線ボケっぽくなってうるさい・・ってのもあるけど、気持ち良いボケが出る気がしなくて、ボケを活用する撮り方を諦めちゃったのかも。

EOS R5 EF50mm F1.8 STM
ISO200 f/1.8 1/ 640s

これもEF50mmで撮ったもの。
なんか上手く表現できないけど、ピント面の確かさと色滲みの少なさが素っ気なさに繋がるのか、撮っててワクワクしない画像なんだよね。

45ミリと50ミリの違いって思ってるより大きいのか、F1.2とF1.8の違いが大きいのか・・・

EOS R5 RF45mm F1.2 STM
ISO200 f/2.2 1/250s

やっぱRF45mmは面白い。

EF50mmがソリッドでRF45mmはウェットな感じ、と言えば伝わるか。
そこそこ離れてるのに、このボケの出方はヤバいって思う。

EOS R5 RF45mm F1.2 STM
ISO200 f/2.2 1/250s

アンダー気味の露光で撮ると、こんな感触の写真が撮れる。
ピント面は、ピクセル等倍で見たら汚いよ?
でも、こうやってリサイズして見ると、丁度良い感じ。

R5で撮った方が圧縮率が高くて仕上がりが気持ち良いと思うから、当面この使い方になるけど、モノクロにすると仕上がりが好きになれないので悩ましい。

今回は、行きつけになっている中華街のバーが目的地。

バーて独特の空気感があって好きなのと、バーが持つ特徴的な設えが面白いので、ボケを意識して諸々撮ってみようと考えていた。

EOS R5 RF45mm F1.2 STM
ISO640 f/1.2 1/250s

「ケーブルカー」は、横浜では老舗と言えそうな歴史あるバー。
サンフランシスコのイメージで作られた店で、当初は「ウィンドジャマー」の姉妹店としてオープンし、現在は独立して営業を続けている。

この店が気に入っているポイントは、ギネスの生が繋がっている事、夜中でも食事ができる事、横浜オリジナルなカクテルも正統派な作り方で出してくれる事、といったところか。

EOS R5 RF45mm F1.2 STM
ISO6400 f/2.2 1/160s

店内の特徴は、ご覧の長いカウンター。
アメリカ人が好みそうな設えも独特で、オープン当初はカウンターの後ろにスタンディングで飲む人がズラッと並ぶ盛況ぶりで、潜り込めたらラッキー・・な店だった。

店の一番奥にはボックス席があり、私が座ったコーナーカウンターは4人がギリギリ座れるくらいの長さがあって、好んでソコに座る人以外はこの長過ぎるカウンターに誘われて飲む事になる。

EOS R5 RF45mm F1.2 STM
ISO1600 f/1.2 1/25s

今回のスターターはギネスの「1パイント」。
と言うか、いつもこれを必ず最初に飲んでいて、大概がこれとフードを頼んで飲みきる頃に食事も終わるというのもお約束だったりする。

こうやって飲み食いするモノを撮る場合、絞りを開けて撮る事はあまり無いんだが、やってみたらバーでの1枚としては悪く無いのかもって思う。

EOS R5 RF45mm F1.2 STM
ISO1600 f/1.2 1/80s

バーの人物模様は面白いし書くネタになる事も多々あるけど、個人が特定しやすいサイズで撮るのはマナー違反。

そういう場合にこそボカして撮る必要があるわけで、そういう意味でもRF45mmは都合が良いレンズだと感じている。

1人で飲む事が多い自分としては、こんなパーツを見ながら飲んでいるか、酔客の戯れ言を聞いているかが多いけど、声が通り過ぎる女性が騒いでいたので、エアポッズプロを使って環境音を下げてみたら、大正解(爆)

EOS R5 RF45mm F1.2 STM
ISO1600 f/1.2 1/160s

このカット、約束した人が来なかったって物語に合わせたら面白そう。
そして、そんな雰囲気を表すにはRF45mmって、良い仕事をするって思ったのも事実。

2月15日にアップした「横浜な味」の最後に触れた「イエローマン」。
元祖は「ウィンドジャマー」で作られた事もあり、姉妹店的なこの店でもオリジナルレシピで登場する。

EOS R5 RF35mm F1.8 MACRO IS STM
ISO6400 f/4 1/25s

この店では色々なカクテルを撮ってきているのに、「イエローマン」は撮っていなかったので・・・の1枚。(いつも通りの35ミリ撮影)

まぁ、そもそも「イエローマン」をオーダーする事の方が少なくて、いつもの2杯目はモルトをストレートで飲むのが決まりだった。

それは、ギネス1パイント〜モルトウィスキーストレート〜カクテル・・なパターンになり、その〆のカクテルとなるともっと重いモノが欲しくなっちゃうワケで、飲み口がジュースっぽい「イエローマン」は選択肢に上がって来ないのですな。

でも、しっかり酔います。
楽しく、酔います・・酔いました。

いつもならアドベック10年をベースにした「ブラッディーシーザー」を頼むところだけど更に重め・・と考えて、最近飲んでなかった「フランシス・アルバート」で〆ようかなって思っちゃって・・・

EOS R5 RF35mm F1.8 MACRO IS STM
ISO6400 f/2.2 1/160s

これが出て来て初めて「ロックスタイルで」と言わなかった事に気づいた。

ロックでジックリいくつもりけど、「イエローマン」で良い調子になっているので、スイスイっと飲んで店を後にすれば良いや・・と軽く考えた。
ただ、ここのマティーニグラスが結構量大きいヤツだったのが誤算だった。

う〜む
3口で飲み干すという感じの量じゃないな、これ。

ちなみにカクテル名の「フランシス・アルバート」は、あのフランク・シナトラの本名。彼が「ワイルドターキー」と「タンカレー」をこよなく愛したと言われていた事から、それを1:1で合わせたカクテルになった。(バー・ラジオのカクテルブックに載って一気に有名になった)

はい、なので、バーボンとジンのストレートを飲んでるような物ですわ。
美味いけど、強い!

ガツンと来る味わいをゴブゴブといくわけで・・・(無理だけど)

EOS R5 RF45mm F1.2 STM
ISO6400 f/1.2 1/1250s

そんなんで、気持ち良く会計を済ませて中華街に出たが、すでに人の姿が消えていた時間だった。
でも、酔っ払いは気にしない。
何か撮っておこうとシャッターを切ったけど、後で現像して呆れた。

道行く人にピントを合わせたら、手前の善隣門がボケてしまったのだ。

え〜?
結構離れてるよ〜〜??
それでもこんなにピント差が出るんだ???

まぁ、検証写真としては悪く無いけど、この構図で門にピントが無いのは間抜けですな。

EOS R5 RF45mm F1.2 STM
ISO3200 f/1.6 1/800s

赤に弱いデジタルだけど意外に良い結果が出ているRF45mmだから、こんな状況だったらどうだ?と考えて撮った1枚。
手前の提灯にピントを合わせてみたら、イメージ通りに撮れた。

ホワッとした描写が、ほぼ赤色で染められた空間でも出ているのが面白い。
そしてこの感じは、やっぱりカラーが良いって思った。

だって、モノクロにするとホワッとした描写が、なんかちょっと気持ち悪い感じになっちゃうんだよ。

EOS R5 RF45mm F1.2 STM
ISO3200 f/1.6 1/500s

たぶん色の滲みも含めたボケだから、色を排除するとこうなるんだろう。
と言う事で、このレンズはカラー専用に近いレンズ、って考える事にした。

それにしてもボケって、やっぱり中毒性があるね。

何となく開放で撮りたくなる衝動が生まれ、撮った後に現像してさらに面白みを見つけてしまい、その撮った時と現像時の違いを味わいたくてまた、開放気味で撮ってしまう・・な危険なループに入り込みそうだ。

EF50mmを使ったテストシュートではRF45mmほどの感動が無かったけど、それでもボケを楽しむ写真は撮れるので、当分新鮮に楽しめそう。

そう言えば今日のランチに買ってきたコイツ、ボケると写真的には面白いけど料理としては好き嫌いが出る?・・・よねぇ。

EOS R5 RF45mm F1.2 STM
ISO3200 f/1.4 1/8000s

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