ワイド型とポイント型
○○ワイド型とポイント型○○
ワイド型・・・お尻から首までの距離:腕の長さ:脚の長さ
の割合で「腕の長さ」「脚の長さ」が長過ぎる
ポイント型・・お尻から首までの距離:腕の長さ:脚の長さ
の割合でそれら3つが丁度良い
というものです。つまり「腕だけが長い」人は「腕だけがワイド型」という事。「脚だけが長い」人は「脚だけがワイド型」です。
ちなみに筆者は、「腕も長い」「脚も長い」という事なので、「完全なワイド型」です。「腕が長い」とか「脚が長い」というのは、かなり具体的に言うならば「上腕骨が長い」「大腿骨が長い」という事です。
「背の高さ」は全く関係が無いという事が新しく分かりました。完全に「割合」です。背が低い人でも「ワイド型」の人は存在します。筆者の身の回りにも「背が低くて脚だけワイド型」という人が居ます。その人はやっぱり「脚腰の種目が強い」という特徴を持っています。
○ポイント型○
ここからは、既出の「ワイド型とポイント型」についての知識のおさらいです。まずは、「ポイント型」について。「ポイント型」の人は「ワンポイント型」という事であり、「全身全体で1つのカラダ」だとカウントできるという意味です。腕や脚が突出して長い事が無いので、「胴体・腕・脚」が一体となっています。全身で「全身」だと言えます。こういうタイプの人が「世界一のボディビルダー」に成る為には
・ビッグスリー
・コンパウンド種目(多関節種目)
・オールインワン種目(1つの種目で多くの筋肉を鍛えられる種目)
・パワー&プレス系
を
内側から湧いてくる
・「野生性」
・「自然性」
に従ってやっていれば、良いです。「重さを取り扱おうとした時にどの筋肉をどのような順と分配で稼働させるのかの選択」=「自動選択」が、とても優秀なので、ただ、やっていれば「自動選択の優秀さ」によって自動的に、バランスの良いボディビルダーらしんボディが仕上がっていきます。一つ一つの筋肉に対する深い知識はあまり必要がありません。知的になる必要はあまりありません。大切なのは「野生性」と「自然性」です。
主として据えるべき種目は
・ビッグスリー
・コンパウンド種目
・オールインワン種目
・野生性を引き出す種目
(チンニングやディップスなどの脚を空中へ完全に浮かす種目)
(スクワットやデッドリフトなど足が床に完全にくっ付いて
いて踏ん張りを必要とする種目)
などです。
中途半端な、「アイソレーション種目」や「オリジナル種目」は時間と体力の無駄にしかならないのでやってはほぼいけません。やらなくて良いです。
服なのですが、「カラダ全体」で「1つ」なので
・ツナギ
・半袖
・長ズボン バギーパンツ
とかが良いです。生地が関節をまたいでいる服の方が「カラダ全てが一体である」という認知を得る事ができるので、その方が良いです。極論を言えば「ツナギ」が良いという事です。本当にツナギで筋肉トレーニングをすると、生地が本格的に突っ張ってしまって良くないでしょうが、「概念」としてはそうだという事です。
筋肉の「厚み」か「広さ」のどちらを追い求めていけば良いのかで言えば「厚み」です。ですから「パワー&プレス系」の種目ばかりをやりましょう。「ストレッチ系」は「広さ」を必要とする筋肉に対しては、足す形でやると良いですが、あんまりやらなくて良いです。胸や広背筋(の外枠側)は、「広さ」がキーポイントですからそういった部位に関してだけは「ストレッチ系」を積極的にやりましょう。
○ワイド型○
ワイド型の人の、ボディビルディングの進め方の方が、圧倒的に「難しい」です。必要な知識量が「ポイント型」の人に比べてとんでもなく多いし、それらの理解の深さをとんでもなく深く求められます。でもその分「面白い」です。「ポイント型」の人がやっているボディビルディングは「とにかくビッグスリーとコンパウンド種目を野生性と自然性と気力と気迫でやりまくっているだけ」のボディビルディングです。そこにちょっとした、知識をまぶしているだけのボディビルディングです。単純です。そうしなくてはならないから、そうしているのです。
ワイド型の人は、ポイント型の人がやっている事の逆をやらなくてはなりません。ポイント型の人はワイド型の人がやっている事の逆をやらなくてはならないとも言えますね。ワイド型の人は「腕が長過ぎる」「脚が長過ぎる」という事ですから、それらの部位を「1人」としてカウントしなくてはなりません。あまりにも長くて、それらの「腕」やら「脚」の事を、「カラダの一部」として捉えるのがむしろおかしいです。それくらい長いという事です。「腕」は「腕」という独立した存在です。「右腕」という1つのカラダ。「左腕」という1つのカラダ。「脚」という独立した存在です。「右脚」という1つのカラダ。「左脚」という1つのカラダ。胴体は胴体として1つのカラダ。ですから、ワイド型の人は
・胴体 という 1つのカラダ
・右腕 という 1つのカラダ
・左腕 という 1つのカラダ
・右脚 という 1つのカラダ
・左脚 という 1つのカラダ
の集合体のカラダを持っています。ですから、ワイド型の人の「カラダ」の中には、カラダが「5つ」はあります。更に、「胴体」が長い人であれば、胴体を「上半分」と「下半分」に分けなくてはならないので、全部でカラダは「6つ」あるという事になります。
・胴体上半分 という 1つのカラダ
・胴体下半分 という 1つのカラダ
・右腕 という 1つのカラダ
・左腕 という 1つのカラダ
・右脚 という 1つのカラダ
・左脚 という 1つのカラダ
それぞれの「カラダ」をそれぞれにアイソレーション種目で鍛えなくてはなりません。ですから
・ビッグスリー
・コンパウンド種目(多関節種目)
・オールインワン種目
は
意味がありません。特にビッグスリーは殆どなんの意味も持ちません。ビッグスリーをやったとしても、それを「その部位の筋肉トレーニングをやった」とカウントしてはいけません。ビッグスリーをやっても、ワイド型の人がボディビルディングをする上では何も、得は無いし、何も進んではいないので、ただ、暇つぶしにボディビルディングとは関係の無い遊びをしたとカウントしてください。ワイド型の人にとって「ビッグスリー」は特にボディビルディングには関係の無い行為です。お遊びです。ただの、遊びです。
ワイド型の人にとって、世界一のボディビルダーに成る為に有効な種目は
・アイソレーション種目
・フォーカス種目
・中心軸を脊柱から離す種目
・オリジナル種目
・部位別種目
・ストレッチ系種目
上腕二頭筋
上腕三頭筋
胸
広背筋(外側)
外側広筋、内側広筋、大腿直筋
大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋
に対しては、ストレッチ系をメインで
・ところによってはパワー&プレス系種目
肩や臀部などの、胴体と腕、胴体と脚との接続部分の筋肉
ではパワー&プレス系が有効です
です。
これらに該当しない種目は、無駄なのでやらない方が良いです。時間の無駄です。
ワイド型の人で、絶望的なのは
・ワイド型である
・体重の中心軸を脊柱から離さない
というこれら2つの特徴を併せ持っているパターンです。これだと、
・胴体
・脚
だけが、どんどんと筋肉肥大していきます。腕が全然発達しません。特に、大腿の外側広筋と、大腿二頭筋と、上腕二頭筋の長頭と、上腕三頭筋の外側頭が発達しません。これらの部位は、脊柱から最も遠いところにある物体を操作する為の筋肉です。
体重の中心軸をどの種目をやる時にも、脊柱においてしまうと、これらの「カラダの端っこに置いてある筋肉」へいつまで経ってもフォーカスできません。腕の種目をやるならば、中心軸はその腕の真ん中あたりでなくてはならないし、脚の種目をやるならば、中心軸はその脚の真ん中あたりでなくてはならない。中心軸を「脊柱」から離さないと、どの種目をやっても「胴体」ばかりが鍛えられてしまいます。脊柱起立筋、僧帽筋中部、僧帽筋下部、広背筋内側、腹筋、ばかりが鍛えられていきます。
腕や脚については、やればやる程「発達」はしているのですが、いくらやってもいくらやっても、「上腕骨の長さ」によって引き伸ばされてしまって質量が打ち消されてしまうので、いくらやってもいくらやっても、「太く見えない」という事に成ります。実際には、質量は大きくて物量は大きいのですが、「太く見えない」というままになります。腕や脚がやたら「長い」ためです。ですから「厚み」をつくるのではなくて、「広さ」を作らなくてはなりません。「厚み」をつくろうとしても、厚みが出るまで筋肉量を上げるならば、とんでもない筋肉量が必要になってしまいます。ですから「ストレッチ系」をやって、「筋肉の広さ」をつくりましょう。つまり、ポーズを取った時とか、筋肉を引き伸ばした時に、「面積が大きく見える」というやり方です。「厚み」はさっさと捨てましょう。「最大の伸展から」という意識が最も重要です。
ワイド型の人は、「全身」を鍛える種目はチャッチャと捨てましょう。やっても意味がありません。そもそもワイド型の人には「全身」と呼ぶものが「6つ」もあります。それぞれの部位、部品を、個別に鍛える必要があります。腕を鍛える為には、腕専用の種目。右腕を鍛えるには右腕を鍛える為の専用の種目。左腕を鍛えるには左腕を鍛える専用の種目。胴体上部を鍛えるには胴体上部を鍛える専用の種目。胴体下部を鍛えるには胴体下部を鍛える専用の種目。右足を鍛えるには右脚を鍛える専用の種目。左脚を鍛えるには左脚を鍛える専用の種目。という風にやらなくてはなりません。
ベンチプレスで。上半身全てを。デッドリフトとスクワットで全身と下半身全てを鍛えるなんて、絶対にできないです。それがもしもできるならば、それは「6人を同時に鍛える」という事です。6人に対してたった1つのウエイトを用いて、1人1人に対して有効な効果をもたらす事ができる種目なんてありません。絶対に不可能です。ですから、ビッグスリーはすぐに捨てましょう。
片腕ずつか両腕いっぺんにか、片脚ずつか両脚いっぺんにか、で迷ったら「片方ずつ」がワイド型の人には正解です。たとえば、「片腕ずつ」やったとしてもそれは「片腕という名前の1つのカラダに対する全身性トレーニング」だからです。できれば、「上腕二頭筋の短頭」とか「上腕二頭筋の長頭」という風にやりましょう。そこまで分割してやって、やっと初めて「アイソレーション種目」をしているという事になります。
ワイド型の人にとっての「アイソレーション種目」や「フォーカス種目」「部分別種目(パーツ種目)」とは、「○○筋の○○」というところまで細分化したものです。「○○筋にフォーカス」だと、まだ「○○筋という1つのカラダに対する全身性トレーニング」にしかなっていません。もう一段階さらに細分化して、やっと初めて「アイソレーション化した」「フォーカスした」「一つ一つのパーツにフォーカスした」と言えます。ポイント型の人と比べて、細分化を一段階深くしてください。
着る服については
・ノースリーブ
・半ズボン
が良いです。脚は長ズボンのバギーパンツで良いですが、関節の区切りで生地も一緒に区切られている、「服」が良いです。意識として、「ここからここまでは胴体。ここから先は腕。」という風に、認識を分断できるからです。ワイド型の人にとって
・胴体
・腕
・脚
はそれぞれに、全く別の物体です。「別々の生物」です。独立して存在しています。ですから、「別に」捉えなくてはなりません。だから、明らかにそこで、
・生地としての区切り
がある必要があります。胴体と脚の間では大抵の場合は、ツナギでも無いかぎり、生地として区切りがあるので、長ズボンでも半ズボンでも良いと言えるのですが、上半身については、タンクトップやノースリーブでないとダメです。胴体と腕が別々の物体であると、強く意識しなくてはならないからです。肩の中の筋肉である、棘上筋が冷えるとものすごく良くないので、種目と種目の間やセットとセットの間にバスタオルを肩にかけるとか、トレーニング開始の前にサウナで充分にカラダ6つを全てあたためるという事をして、なんとしてでも、ノースリーブやタンクトップを着て、「胴体と腕」の「認知の分離」を行ってください。
ワイド型の人にとって
・胴体 上 下
・右腕
・左腕
・右脚
・左脚
は、全くの別々の生物です。関係性が無い別々の生物です。
それぞれの、生物に対して、MAXのトレーニングが必要です。
ポイント型の人とワイド型の人とでは、「気力」については「ワイド型」の人の方が6倍必要です。6つの生物を全て、完璧に鍛え上げていかなくてはならないからです。アンダーワークも起きやすいです。6つのカラダが全て、アンダーワークしないように、それぞれの生物に対して、高頻度でトレーニングをしましょう。
ポイント型とワイド型の人とでは、難しさがワイド型の方が6倍高いです。局所的な筋肉に対して、極所的にフォーカスして、極所的に効果を与えなくてはならないので、オリジナル種目がかなり有効に働きます。気持ちとしては
・○○筋の ○○頭の ○○側 を ストレッチ系で鍛えよう
とか、考えてやってください。
それを実行するには、ただ既に存在している種目でそのように意識するだけでは、足りない事があります。まだ、この世界に存在していない種目を生み出す必要がある事もあります。どうしても、既出の種目ではできないならば、オリジナル種目と創りましょう。
意識の仕方は
たとえば、
・上腕二頭筋の 長頭の 肘側 を 片腕ずつ 鍛えよう
とかです。
これをやるならば、マシンカールに座って胴体をマシンから離し気味にして、胴体と顔の向きをかなり横向きへ持っていきます。
・上腕二頭筋の 長頭の 肘側 を 両腕いっぺんに
だったら、
インクラインダンベルカールで、ダンベルを両腕に持って、腕を開いた形でやり、ダンベルを降ろした時の伸びを感じるようにやります。下ろした時の伸びを良く良く感じるやり方なので、少し軽めしかできないと思います。
もしもダンベルを上げた時の、グイッとした最後のひきつけを意識すれば、
・上腕二頭筋の 長頭の 肩側 を 両腕一片に
鍛える事ができます。それをやるならば、胴体側が腕へ迎えに行くように動かしてしまいましょう。少し重さを上げられるはずです。
こんな感じで、かなり細分化してやる必要があるのが、ワイド型の人の特徴です。
