【1989話】 堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
第三部 六章 リベルタドーレス ~解放者たち~
1989.屁理屈 其の参
人間の強さ、まあ強いんじゃないですか? ほら、虫とかも薬剤とかで殺せるし野生動物なんかだって撃ち殺せたりするんだから、罠とかも、ですよね?
うんうん、強い強いよ! てっぽーとかかくせいざいとかかくへーきとかも持ってるからね。
馬鹿言え、日本刀こそ最強だろっ!
ああ、武器ね…… 凄いよねぇ。
当たり前だろっ! むふふんっ!
それだったら同じのゴリラとかが振り回していても平気なんだよね?
え、は? ご、ゴリラとかっ、刃筋とか弧とか知らないだろうし……
なるほど、じゃあ力任せに突いて来ても棍棒よろしく殴り掛かって来てもモーマンタイ、なのですね?
えっ、い、いや、その、あれだよっ、ゴリラとか想定外だしっ!
あっ、じゃあ出会わないと良いですね、野生動物っ!
う、うん…… お、俺、山とか行かねーしっ!
はいはい♪ まあお前が勝手に思い込んでいる弱者だって切れたら強いと思うけどね♪
人間の能力差なんか所詮は錯覚、大人しい野生の動物にも蹂躙されるレベルの誤差に過ぎないのだ。
まあ仕方ない、人間は弱いのだ、言葉の煩雑さ、事細かに思いを伝えなければならない進化の道筋がそれを顕している。
違うよっ、悪口じゃないからっ、良い意味で言ったんだからね? 同種の間でこんな気配りまで要する生き物が強い訳無い、当ったり前じゃん。
しかも、しかもだ、言葉だけでは飽き足らず絵画や音楽、嫌味に隠喩、文字通り言外の手段まで駆使して何かを伝えようと、いや、判って欲しいとする始末、なのだ。
察してくれよ、うんまあ判ったよ、どうだい? SNS見て共感してくれた人、モニターのあっちの私、貴方は見つけられましたか? んで独りじゃ無いってぇ? ふぅ…… 弱いのである。
弱者が生き残る手段、それも出来る限り幸せに…… 所謂リア充になる方法は多くない、ってか私、観察者が知る限りたった一つである。
厳密に言えば二つだが二案目はお勧め出来ない。
何故なら媚びるだからだ、己の弱者たるを自覚し謙りつつ周囲の顔色を伺ってヘコヘコ生きろ、これが案外避けられる、何故だか知らないが、んな事する位ならいっそ死ぬわいっ! バッキャローっ! とか言われたりもした、遥か昔、インドでの思い出である、辛かった、だからお勧めしていない。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です。
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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