【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
あらすじ・目次
第三部 六章
リベルタドーレス ~解放者たち~
1472.スペックとポテンシャル
「くぅぅっ、何だコレ! 圧倒的全能感ってーの? 超イイ気分なんだけどぉっ!」
だろうね、直ぐ横ではついさっきまで同じ全能感? とやらに浸っていたミロンがずぶ濡れの捨て猫みたいな顔をしているけどね…… 明日は我が身、かもしれないよ?
いや明日まで待つまでも無いか、直ぐ横に絶望のプレゼンターが待っていたな。
「ねえ、ついでだから私も見てくれないかな、折角だし♪」
ほらね。
『うん、良いわよ『鑑定』…… って、なにこれ……』
三日天下ならぬ三十秒位かな、ふぅ~。
「どうかな? そこそこ強かったかなー?」
「どうだったんだペトラ?」
ペトラはシドのスペックを固まった表情のまま棒読みで告げる。
『力1268924、防御1688960、敏捷1123658、魔力175624、だって……』
「は?」
「あー思ったより低かったかなー、まあ今瀕死だし魔力とかは減ってるからねー」
「は? は? はあぁー?」
やっぱりな…… だってコイツって紛い無き魔神の一柱だからね。
しかし死に掛けで生命力でもある魔力が八十六倍とは流石だな。
『な、なっ! 次我っ! 我も見てくれよペトラっ!』
ギレスラは本当に良い子のまんま育ってくれた様である。
キラキラした瞳を向けられたペトラは断る術もなく仕方なく答えてあげる。
『う、うん、ドラゴンでレベルは65、スキルは『マルチブレス』『氷結捕縛』に『エレキショック』それに光ったヤツが『反射』と『無限捕食』ね…… えっと数字の方は力94、防御102、敏捷103、魔力1997だわ…… シドさんと比べちゃうと、なんか、ね……』
『うおっ! 敏捷だけはレイブに勝っているのだっ! やった! 他のもそんなに負けていないではないかっ! むふぅっ、俄然やる気が湧いてきたのだっ!』
『ぎ、ギレスラお兄ちゃん?』
『次にペトラに見てもらう時までには頑張ってレイブに勝つのだ! 目標がはっきり判るとやり甲斐に拍車が掛かるのだーっ!』
「ぎ、ギレスラ、お前…… ふ、ふふふ、ははははっ、バッカ野郎! 俺だって負けねーぞっ!」
『クハハ、首を洗って待っているが良い、のだ、クハハ』
「馬鹿言えっ、弟の癖に生意気な、返り討ちだぞ、泣かしてやるからな! なはは」
『うふふ♪』
ふぅ、ギレスラの朴訥な天真爛漫さがレイブとペトラを挫折の闇から救い上げてくれた様だ、良かった。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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