【1987話】 堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
第三部 六章 リベルタドーレス ~解放者たち~
1987.屁理屈 其の壱
えっと、何だったかな? おっ、そうそう、弱者の続きだった、そうだそうだ。
そもそもだ、言葉とか声、発する種とそうで無い種の違いね、あれって弱い種族ほど多様で細分化している、ご存知の通り。
命としての強さ、進化の登場順が古い、単細胞生物や植物、菌類、無脊椎な殆どが話さない。
勿論、人間の可聴域以外で話しているかも知れない、しかしスマホやネットまで使って地球の裏側とまで会話してはいないだろう、恐らく、だが。
やはり話す、鳴くと言えば鳥類と哺乳類、進化の最後に登場したこの二種が代表格だ。
少ないとは言え昆虫、爬虫類でも発声は出来る、呼気や羽で空気を振動させる、所謂声、人間や小鳥と同様の手段であるが、やはり希少だったり単純だったりする、それだけ強い、それが理由なのだろう。
声の種類と言えば、やはり周囲の仲間に危険を知らせる警戒音、敵対者に向けられる威嚇、それに恋のお相手探しの求愛、これらが基本になるのでは無かろうか。
前述したセミの命懸けシャウトは恋の囁き、テューポーンバッタのジジッは警戒音でギギッは威嚇に当たる、そう思って頂きたい。
まあこの辺りは強者、そう呼んで差し支えない種であろう、単純だし。
カメムシもまあ、繁殖目的以外ではまず鳴かない、夏場のベランダでノイズみたいな声を聞いたとしても、すぐ無音になってしまう位には稀だ、強さを感じる。
一方、鳥はどうだろうか?
一言で鳥と言っても多種多様だが、大雑把に分ければ食う側と食われる側、この二つだろう。
猛禽類やカラス、所謂食う側は求愛と仲間向けの交流音、時に遊びに興じる声音なんかが鳴き声の全てに近い。
対して食われる側、小鳥達の鳴き声は滅茶苦茶多岐に及ぶ。
増えるのは専ら警戒音、弱者の悲しみ、何にどう警戒するか、これらが殆どなのだ。
カラスが来たよ、あっ蛇だよ、人間だーっ、恐いよっ、逃げろっ、みんな来てっ、助けてぇっ…… 強ければ要さない言葉ばかりである、ご存知の通り、小鳥は弱いのだ。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です。
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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