【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
あらすじ・目次
第三部 六章
リベルタドーレス ~解放者たち~
1780.そこに地がある限り
欲に塗れ濁り切った瞳で彼等は掘った、本土、属国、協力国、そしてカムチャッカ、皆さんのお近く、カラフトなんかも掘られ捲った訳だ。
世紀を二度跨ぎ、国の名前も行ったり来たりしたが彼等の掘りたい気持ちは変わらなかった。
相変わらずゴスゴス掘り続けていた。
恐らくだが、途中から目的と手段が入れ替わっていたのかも知れない、多分そうなるのだろう。
彼等は掘って掘って掘り進めた、驚く事に縦に十一キロ以上掘ったりもしている。
何故だ? もっと深く掘ればもっと良い物出るかも! 的な? えーっ! である。
兎に角、彼等の素直で安直な欲求は、南太平洋に出る前に潰えた、良かった。
まあその手前に熱かったり厚かったりするのでどうせ辿り着けはしなかっただろうが、まあ良かった。
だが彼等はその遥か手前、地殻の表面とは言え堀り捲ったせいで静かに眠っていた多くの物を不必要に叩き起こしてしまったのだ。
件の行き場なき魂達、高濃度の魔力溜まりを地上に齎したのである。
これだから露助は…… 全くその通りだ。
何度もお伝えしたが魔力過多の環境で生物は馬鹿になる。
こちらもご説明を重ねさせて頂いたが、莫迦とかバカでは無く、馬鹿である、決して悪口では無い。
どこか妄執的に一つの事に頑なで他者の言葉に一切耳を貸さず極端な手段に出る、そっち系の馬鹿である。
無論、発生初期で特濃な魔力に曝されれば馬鹿になるまでも無く絶命する、過去のハタンガ周辺で起こった魔力災害が正にこれだ。
魔神やそれに準じる魔王種の魔核やウランが地上に現出した場合、周辺は広範囲で死に覆われる。
掘れ掘れワッショイの結果、世界は滅びに晒される事となり、その中でコユキと善悪は存在を消失させ、二人に従った神々、悪魔達も大きく力を損ねる結果となった。
数々の犠牲を負いながらも、錯乱したデイモスの衝突を回避した地球の生命体は、その後、数千年に及んで魔力の暴威に直面し続ける事を余儀なくされている。
この大迷惑の切欠が露助の、掘る、なのである。
良く考えもせず際限なく掘るからこんな事にぃ…… 全く困った馬鹿だ。
魔力は魔力と引き寄せ合う、集合し新たな一つの魂を形成するブラフマンの特性を考えれば想像に易いだろう。
カリスマに支持者が集まったり、人出が更なる集客に繋がったり、アイドルやパワースポットが人を惹きつけるのも同じ理由である。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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