【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
あらすじ・目次
第三部 六章
リベルタドーレス ~解放者たち~
1243.ネゴシエイト
虎面、猫科っぽいミロンが交渉の口火を切る。
「待ってくれよ、俺たちはアンタ等と戦うとかコトを構えるつもりじゃないんだ!」
「ほーん、だけどこう取り囲まれてから言われてもな」
レイブが言い終えると同時にギレスラが空に向けてブレスを吐く。
今度は炎ではなく無色の息だったが、周辺に立ち昇る陽炎がその高熱の度合いが桁違いである事を伝えている。
ナイスなタイミングでのフォローは虎顔ミロンの舌を更に早める。
「こいつらは俺たちを心配してついて来ただけなんだよ、狩りの最中に有無を言わさず獲物を奪われたって聞けば、そうだろ?」
「へー獲物を、ね…… それでどうする気なんだ? 力尽くで取り返しに来たんだろ?」
ギレスラのブレスは更に熱量を高めているらしく、周辺全体の温度が上がり始める。
「いや話し合いに来たんだよ、アンタ言ってたじゃないか、弟だとか何とか」
「それが?」
『アタシはそっちの蛇とゲッコーにお兄ちゃんだって言ったわよ、んでふっ飛ばしたの、ウフフ』
ペトラの言葉に爬虫類っぽい二者が頷く。
ミロンはそちらをチラリと見ただけで言葉を続ける。
「誤解が有ったんじゃないかって思ってな、俺達が狩っていたのは只の野獣なんだよ、アンタ等の兄弟とは思えないんだ…… アンタ等魔術師とその仲間、スリーマンセルだろ? 違うかい?」
この言葉にレイブは答えたが、何故か必要以上に悪そうな笑みを浮かべてである。
「"元"魔術師だな、今は只の放浪者とその一味って所だ、へへへへ」
『ぐふふふ』
『ひゃはは♪』
はっきりとした理由は判らないがミロンとブロルは冷や汗を浮かべている。
悪ぶったままのレイブは質問を返す。
「んでお前等こそ一体何なんだよ、こんなに流暢に話せるモンスターは今まで見た事も聞いた事も無いが?」
この発言を聞いたミロンは目を剥き出して露骨に驚いて見せ、代わりに狼顔のブロルが横から返事をする。
「モンスター? 冗談じゃ無い! 俺たちはアンタと同じニンゲンだぜ! 若しくはそっちの豚猪の姉さんと同じ魔獣さっ!」
『ブヒッ?』
「ん? どう言う事だ?」
これに返したのはあからさまに目所か類辺りから別種っぽいゲッコー顔である。
「俺たちはニンゲンと野獣や魔獣、若しくはニンゲンと竜、その他の生き物との混血なんだよ、獣人とも呼ばれているんだ…… ミックスって言えば判るだろう?」
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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