【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
あらすじ・目次
第三部 六章
リベルタドーレス ~解放者たち~
1533.負うた子に
グログロは食料を手にしながら横に立つシュカーラに対して一々いらないかどうか確認していたが、師匠の言葉と言う事で無碍にも出来ない感じで答えてくれる、優しい。
『ちゅかーら、お肉もいらないでちか? 本当に? じゃあ貰うでちよ? えっ、師姉でち? 元気でつよ、あっこれは? 果物なのでち…… これも良いんでつかっ! 本当にぃ?』
「私は満腹ですので、師兄がお食べ下さい」
『本当ー? 無理しちゃ駄目でちよー?』
「大丈夫ですよ」
「なあ、一旦俺戻ろうかなぁー? それか次誰か来るんだったらラマスが来るとか駄目かなぁー?」
『じゃあ遠慮なく貰っていくでちね、皆喜ぶでちよ♪』
「皆? ですか?」
『うん、サリトは沢山居て大変なんでちよ…… 周りからニンゲンや魔獣、野獣達が避難して集まっちゃったのでつ』
「え、じゃ、じゃあ師兄、私、もっと食べ物を集めてきますよ ねっ、ペトラ師匠」
『う、うん、師匠? と、兎に角っ、グログロ、余分な食べ物を集めてくるから待っていなさいっ! そうね、嵩が張らないで栄養価の高い物が良いわね、良しっ、シュカーラ、果実と木の実を集めましょう! ね、グログロ、良い? 勝手に帰っちゃ駄目だからね?』
「了解です、師匠、師兄も待っていて下さいね」
『はいでち』
シュカーラとペトラは急ぎ足で群れの野営地へと消え、この場には少し離れて死んだ振りをしているミロブロと本当に死に掛けて回復作業中のダダ坊とキャス・パダンパ、そして妄想中のドラゴンとレイブ、自分の長めな毛の中にせっせと食料を収納中のグログロだけが残されたのである。
殺風景な荒野の中で一際鮮やかな赤龍が呟く。
『『ギレスラの鱗、か、硬いぃ~』でぇ『ふふふ、そうだろ? もっと硬くなっちゃうぞぉ~』げへへぇ、んでぇ――――』
馬鹿は放置してレイブが言う。
「なあグログロどう思う? 俺、戻ったら駄目かなぁ? 結構イケると思うんだけどなぁ?」
『駄目でちよ』
即答。
「なっ? なんでお前に判るんだよっ! 生意気じゃないかっ、二歳の癖にっ!」
お前が聞いたんじゃん、猫撫で声でな。
グログロは干し肉を丁寧に手持ちのなめし皮に包装し直しながら答える。
『ラマス師姉自身が言っていたでちよ、『ダーリンが帰って来たがってもちゃんと駄目って言ってね!』、って…… それに、『ドラゴンの鱗が全っ然、圧倒的に足りないんだから、まずは竜王の里の暴走を止めなきゃガチで世界ヤバイっ』、とかも繰り返ちていたのでつ』
「何っ? 何で鱗が足りないんだよ? あっちには成竜が沢山いるじゃないか?」
『カタボラは無事かっ?』
赤いドラゴンも妄想から戻ってきた、のかな? まだ不明確だ。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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