【2134話】 堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
第三部 六章 リベルタドーレス ~解放者たち~
2134.行動承認から始める追放生活
そもそもが己の怠惰が切欠なのにお門違いの承認欲求、そして結果承認から存在承認を確立させようと試みる真逆なアプローチ、更には動きさえすれば絶対成功すると信じ切っている行動への戸惑いの無さと強固な覚悟。
出現の仕方さえ間違っていなければ、どれも大事を成し遂げる英雄だけが持ち得る資質だ、残念ながら今回はざまぁ回避の為、しかも妄想切欠に過ぎない事がとても悲しい。
英雄への第一歩を決意した鹿は、仲間達にバレ無い様にこっそりと横に放置してあった最初の棺桶に前肢を伸ばした。
動く、容易にだ。
――――うん? 思ったよりも軽い…… これならっ!
思いつつ仲間達、いや、元仲間共の様子を伺う、どうやら誰が荷を運ぶかの役目選び(今度は負け選び)にジャンケンをしようとしているらしい、小ぶりなバッタとカメムシは除外だ…… 実はバッタが一番の力持ちなのだが、そうとは露ほども思わないのは彼我共に同じだな。
「しかし負けた場合、果たして我々に巨大な棺桶が背負えますかね? なあ、ブロル?」
「その通りですよ、良く見て下さいっ、只のニンゲンなんですからっ! 無理ですよっ!」
言う前にちゃっかり人型にシェイプシフト済みな二人…… 既に誰もこいつ等を只のニンゲンとは思っていないだろうに。
だがしかし、全ての運気、グッドもハードも操れるのは神々だけだ、彼等は姑息を非とする場合が殆どなのだ。
天網恢恢疎にして洩らさず、案の定ミロンとブロル、それにラマスとカタボラが一回目で負け選出されていた。
これはまあ、仲間を粗雑に扱ったとか? 扱いそうだとかの理由なのではなかろうか? 詳しくは知らないし知りたくもない。
大体にして私、観察者は運命神とかレグバ・ラダとかメット・カフーとかを好ましい存在だとは思っていないのだ。
以前は共に行動して様々な共謀を為した、それはそうだがあれはまあ、世界のピンチで全ての生きとし生ける者に惻隠した結果、つまり止むを得ず仕方なく歩を揃えただけなのだ。
なんとなく汚らしいし適当だしどこか薄気味悪い…… 恐らくまともな教育とかも受けていないのだろう、トリックスターだし?
そもそもにして古いのだ…… 気紛れや思い付きで生き物の生殺与奪に関わるとか? 信じられないっ!
あいつ等のせいで絶滅したり極地でしか生きられなくなった種がどれ程いた事かっ!
一体何様のつもりなのかっ! ※あいつ等だったら原初のガイアとテイア、つまり地球そのものです
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です。
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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