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【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

あらすじ・目次 


第三部 六章

リベルタドーレス ~解放者たち~

1341.熟成


 『調査』を続ける内に私の中で予測だった考えが確信に変わった。
 やはり女王アリスは死んだのだ。
 で無ければ、あいつらが自分のコミューンを形成する訳が無い。
 時代は次の世代に手渡され、受け継いだ遺志を護ってかつての仲間達が正に中心として活躍している。
私は誇らしさを感じた。

 更に三回季節は巡った頃、私は今の自分の境遇に直接責任の無い存在を呪う気持ちを知った。

『ちくしょう自分達ばっかり楽しく過ごしやがって! 自由に動けりゃあ、チャンスさえ与えられれば、くっ、あんなくだらない奴等より私の方が優秀だってのにぃっ! 大体、昔の仲間を気に掛けないレベルのゴミ共がアリス様の代わり? はんっ、盟主気取りかよ、笑っちゃうぜっ! ああ、幸せな奴等が不幸になる、そんなスキルとか憶えてーなー、そしたら最初にカゲトとクロトに絶望を与えてやるぜっ! あいつ達がその気になりさえすれば私が動けない事位気が付くんだからな! 大方、新たな仲間と素敵なリーダー、愉快で笑顔の毎日を満喫中でそんな暇も無いんだろうよ! ………………あああ、やっぱ違うわ! あいつらの仲間全員不幸にしたいわっ!』

 更に更に三回季節が巡った。

『けっ! 今日も気楽に雲が浮かんでやがる! むかつくぜっ! ああ、世界が滅べば良いのにっ! ってか滅べよっ! 何もかもメッチャクッチャになっちまえっ! ほっろっべっええぇぇぇっ!』

 更に更に更に二年後。

『滅びをもたらす古代の神よ…… 世界の命は穢れ切っています…… どうか大いなるその御力でこの世を浄化して下さい…… この願いをお聞き届け下さった暁には、生贄として全ての生命を貴方様に捧げます…… まずは私の大切な仲間達、穢れの権化と化したズィナミ、エンペラ、レ・ジャルダン、キャス・パリーグをお受け取りになって、あの者共に産まれてきた事を後悔するほどの苦痛と苦悩をお与え下さい…… ケヒョヒョヒョヒョ    滅びを齎す古代の――――』

 そして又、二年が過ぎた頃。
 この頃の私は、一時の闇から解放され、達観と悟りの境地に近付いた事で、目覚めから失神までの短い時を、自作の詩を吟じたりして有意義に過ごしていたのだ。

『♪あ~私は生贄、縛り付けられた虜囚~♪ 悲しみと屈辱の涙は涸れず~♪ 使い捨てられるこの身を顧みる者も無い~♪ 騙され~められ~おとしめられても~♪ 地獄は~続くよ~永~遠に~♪』

「酷いわね、でももう大丈夫よ、助けに来たわ!」

『え? だ、誰?』

「アタシはガト、ゴライアスの子にして魔神をこの身に宿す者よ!」



お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。

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