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【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

あらすじ・目次 


第三部 六章

リベルタドーレス ~解放者たち~

1417.過去よりこれから


「さっき俺が言ったの聞いてたろ? 生きていたいんなら協力してやるってさっ! だからだよ!」

 ん? それで終り? 説明端折りはしょり過ぎで…… なんか雑なんじゃ……

「それだけ? 呆れたわね、こいつ等との約束に何の意味があるのよ、ダソス・ダロスを苦しめていた奴等なのよ?」

 ほら伝わって無いじゃん、もっと人倫とか道徳とかから言ってやらないと伝わらないと思うんだが?

「意味はあるっ! 何故ならそれは俺自身への挑戦、つまりチャレンジだからだ!」

 は?

「チャレンジ?」

「そうだ! チャレンジっ! それは、難しいねー、困難だよー、無理だってー! そんな事に挑戦する事に他ならない! 俺の浪漫、もっと背負って言えば美学、エスセティクスと呼んでも良い!」

 嘘…… そんな実験やゲームみたいに……
 もっとこう、無いかな…… 相手の立場に立つとか、社会の成り立ちとか、自分がされて嫌な事云々とかさ……

「チャレンジねぇ」

「そうだぞ! それにこいつ等だってダダ坊や先達たちを苦しめ様としてやった訳じゃないんだぞ? 実情を知って少しは反省しているみたいだし、こいつ等だって被害者なんだと、俺は思うがな」

「うーん、まあね」

「だろ? こいつ等もカーイソーじゃねーか? だから罰とか償いだとか、ましてや殺すなんて言っちゃ駄目なんだよ、判るだろ?」

 …………

「そうなの? まあ、判ったわ」

『チャレンジなのよ、ねっ、ガトちゃん!』

「うん」

『ガハッ! カーイソーだぞ、カーイソー』

「可哀想、か」

「ああ、お前だって当たり前だと思ってやってきた事で誰かを傷付けてたって知ったらビックリだろ? んなの知らねってやり続けるなら兎も角、理解してもうやらない、だけじゃなくて悪い事したなって理解できた奴を責めたって何にもならないだろ? お前が悪くないと思ってこいつ等を殺したりしたらこいつ等がダダ坊を苦しめてたのと同じじゃん? しかも知らずにじゃないんだぜ? 苦しむって知っててそんな事やっちゃいけないだろ? そんなの意地悪じゃん? 判るか?」

「ま、まあ、ね」

「だよな! ダダ坊が苦しんでたのを見て憤慨出来たお前なら判ると思っていたよ! 誰かに同じいきどおりとか感じさせるの嫌だもんな! 良かった良かった、なははは」

 ………………
 高らかに笑うレイブに対して、黒熊兄妹とミロン、ブロル、シュカーラを先頭に並んだ獣人達が頭をもたげて口々に言う。

「その…… 知らなかった事とは言え…… すみませんでした」

「死ねと言われるんでしたらそれでも仕方無いと思っていますが…… もし生きて良いんでしたら、えっと、一生かけて償います」

「どうすれば許して貰えますか?」

『わ、私は、えぇっ、べ、別に――――』

 突然の謝罪が余程想定外だったのだろう、口篭り気味に返したダソス・ダロスの言葉をレイブが引き継ぐ。

「知らなかったんだし、知ってやめようって決めたんだからもう良いだろ、ダダ坊だって許してくれたんだしな! それでも自分達で気が済まないってんならさ、今後ダダ坊に良い思いをさせれる様にすりゃ良いんじゃないか? 仲良くして大事にしてやればさ、それで良いだろ?」

『は、はい兄貴! 私はそれでっ!』

「「「「「レイブさん」」」」」



お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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