【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
あらすじ・目次
第三部 六章
リベルタドーレス ~解放者たち~
1623.コンフェション
急に両手で顔を覆って嘆きの声を上げたガト、ペトラは鼻を前に突き出して聞く。
『ど、どうしたの! ほら、ここでの仕事が終わったら皆で学院の仲間やシパイさんと合流しようって決めてたじゃ無いの! ガトちゃんだって賛成してたじゃない?』
『うむ、ついででは無いのか?』
「ああぁぁー」
嘆きを重ねるガトにレイブはいつも以上に落ち着いた顔で告げたが、その面差しはいつの間にかわざとらしい親切ぶった男前風味は消え去ってそこらにいるお兄ちゃんのそれに戻っている。
「何だよガト、この面子の前ならはっきり言って良いんだぞ? シパイに会うのが嫌なのか? んな事無いよな? お前等仲が良かったじゃんか、ん?」
この問い掛けに顔を上げたガトの双眸は涙に濡れていた。
事の深刻さに思わず息を飲んだレイブ達に向けガトは搾り出す様に告げたのである。
「シパイじゃ無いのよ…… あの子達、ヴァンプの信じてる神様って…… アタシ、なのよぉ……」
「『『へ? って、ええぇぇーっ!』』」
うん、深刻そうだね……
思いも掛けなかった言葉に困惑するレイブの脳裏に、酸欠で倒れる直前の記憶が去来する。
自分自身に確認するかの様に改めて言葉にしてみるのだ。
「アレか? ズィナミとシエルさんが取っ組み合いの喧嘩しててラマスが泣いていただろ? そんでエンペラの吐いたブレスで学院が燃えちゃったじゃんか? 閉じ込められた生徒達はグログロが助け出せそうだけどランディの馬鹿が鎖で縛って出掛けちゃったから俺に切ってくれって皆が土下座したろ? でも俺、指の逆さ剥けが痛くてさぁー、な? 確かそれから、アイツ等がお前の事をバアルって呼んだんたよな?」
その前半、酷い夢だよな本当に…… まあ奇跡的に最後だけは現実なのだがね。
ガトは無言で頷きを返した、いや、それじゃ判らないだろ、どの部分かが。
「そうか…… じゃアイツ等の言うバアルはお前なんだな」
判ったのかよっ!
「そうなのよ」
『何故そんな事になってしまったのだ?』
『あっ! 『偽神』? でしょ?』
「うん……」
「ふーん、取り敢えず詳しく話してみろよ」
その後、覚悟を決めたガトが語った内容は何とも胸糞注意報な話しであった。
とは言え、悪いのはガト個人では無くて、内包しているサタナキア、それも偽ルキフェルに成りすましてやりたい放題時代のなんちゃって魔神当時の奴が原因だったのである。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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