【1865話】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
あらすじ・目次
第三部 六章
リベルタドーレス ~解放者たち~
1865.メイヘム
『固体も気体も本質的にはなんら変わらないのだぞ? 仲良く互いの特性を愛でなければならなかろう』
『うわっ、お利口発言来たね』
『来たね』
『そーゆーのいらないんだよな』
『でも『氷炎の支配者』だっけ? あっちとしてはそう言わなきゃなんないんじゃない? 立場上さっ』
『え、自称、でしょ?』
『っすね』
『なっ! 不敬だぞ貴様等ぁっ! 我は魔神、アスタロトのっ!』
『残滓でしょ?』
『ぷっ!』
『っすね』
『き、貴様等ぁ~っ!』
『あわわわ』
『むむっ、何だっ!』
「どしたギレスラ?」
『何かレオニード兄さんの中でな、応援で入った魔力共が我の事を悪し様に罵っている様な気がしたのだ』
「そりゃ看過出来んじゃないの! それってアスタさんが馬鹿にされちゃってるって事だろ? いかんよ、うん、いかん! じゃあ、アレじゃん? お前の魔力をもっと送り込めばこっちのが優勢になるんじゃないのか? やれよ!」
『恐らく…… だが我の魔力は枯渇し掛けているのだ…… 口惜しいがもうレオニード兄さんに割譲出来る程は……』
「じゃあ俺から取ってくれよ! 丁度肩こりが辛いからさっ!」
『そ、そうか! ならば言葉に甘えるぞ!』
もう誰が誰で何を主張しているのかシッチャカメッチャカである。
途中まで会話に参加していたレオニードも頭を抱えたまま蹲ってしまっている。
ここに来て、負けず嫌いなレイブの言葉に乗せられたギレスラは新たな魔力を送り込む暴挙に出た、レイブがキレのあるクルクル用に集めてきた魔力、ペトラとレイブの混合魔力である。
魔力がたっぷり含まれた常温のブレスは苦しむレオニードの全身を包み込む。
レオニードの頭は限界を超えた膨張を見せる、もう毛穴の一つ一つまで広がり切っている、そろそろ爆ぜそうだ。
目も閉じられず呼吸もままならない状態でも彼の脳内で声は途切れる事を知らなかった。
『固めるっ!』『ニャン』
『っす!』
『沸かすっ!』『ワン』
『っすす!』
『癒すっ!』
『すすすすっ!』
『あー煩くて敵わないのだぁーっ! 我は騒々しいのが我慢出来ない性質なのだーっ!』
『固まれ』『ニャ』
『沸き立て』『ワゥ』
『癒されよ』『っす!』
『あぁーあぁー、っもうっ!』
『まあ落ち着けよアスタロト、こいつ等なんか大した事ないだろ?』
『え、お前は?』
『俺はお前、アスタロトさっ、厳密に言えばレイブから来たアスタロト様、だけどな』
『おおっ! 来てくれたのかっ!』
『当然だろ、俺たちゃ三位一体だからな』
『それだけじゃないわよ、アタシ、アスタロトも来てあげたんだから、ね♪』
『お前は若しかして…… ペトラ、の、アスタロト、なのか?』
『ふふん、察しが良いわね』
『三位一体だぞ?』
『良しっ! これで勝てるっ! 最早、圧勝の気配しかせぬぞっ!』
『無論よっ!』
『楽勝だぜっ!』
『むむむぅ?』
『ニ?』『固まれよ』
『オゥ?』『沸けよ』
『癒す、わよ?』『っすよね!』
『生意気ね! このアスタロトを癒す? 笑っちゃうわね、逆に癒して吸収して消し去ってあげるわ!』
『物質の分子運動、あらゆる氷炎の支配者を固める? それに沸かすとは傑作なのだ! ふんっ、一つ揉んでやろうではないか、かかって来いアガリアレプトの眷族等めがっ!』
『頑張れワン』
『負けるなニャン』
『相手は只の豚っす、餌っすよ餌っ!』
『お前等の相手は俺がしてやるよ♪ 俺ってさ、吸収のプロのアスタロトじゃん? 頑張って粘ってくれよ? なははは♪』
『『『ヒェッ!』』』
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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