【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
あらすじ・目次
第三部 六章
リベルタドーレス ~解放者たち~
1561.パイセン
ストラスと言えば魔神王ルキフェル配下の大物悪魔、立場的には以前邂逅したシド、アガリアレプトと変わらないのだが……
感極まった感じのナイト・ヘロンの言い口には何とも言えない気安さがある。
シドが自分達スリーマンセルに向けた懐かしさとは又違う親密さみたいな物を感じたレイブは呟くように言う。
「親しかったのか?」
ヘロンは答えた、顔を横に向けやや恥ずかしそうにしながらだ。
『え、ええ、まあ…… 元々私、と言うかストラスはルキフェル様の直属でしてぇ、つまりコユキ様善悪様に従って幸福寺で暮らしていたんですよね、そこにはバアル様やアスタロト様もいらした訳でして…… まあ家族の様に扱って頂きましてね、特にアスタさん、あっ、アスタロト様にはいつも可愛がって頂きましたもので、その……』
レイブの表情がパアッと音がしそうな感じで明るさを増す。
「そうか、そうだったのか」
『はい、それはもう手下の様に、時には奴隷の如く――――』
そっちの可愛がりかよ……
「じゃあ俺達も家族だな! これから宜しく頼むぜヘロン!」
『あ、ああ、は、はい、こちらこそよろしく、です?』
「あらあら、レイブに押し切られちゃったわねストラス、じゃないヘロンよね」
『は、はあ』
「なははは、じゃあ何て呼び合うか決めようぜ! 義兄弟とかで良いよな? なははは♪」
『は? はあ…… は、はは、そうですね、はははは』
「なははは♪」
レイブは死に掛けた結果、またもや家族を増やした様である、やれやれ。
暫らくして和やかなムードのままで語り合いは終りを告げる事となった。
王の石は正式にヘロンに委譲される事となり、彼は取り急ぎ『メダカの王国』へ飛び戻るのだ。
「じゃあなパイセン、又会おうぜ」
『ああ、今回の事、このナイト・ヘロン、心より感謝する』
「よせやい他人行儀だな全く、俺たちもう家族じゃねーか、だろ?」
『そ、そうか』
『又飛び方を教えてくれると嬉しいのだが?』
『勿論おやすい御用だ! とは言えドラゴンでは既に突出した飛行能力だと思うがな』
『パイセンの様に飛びたいのだ、よろしく頼む』
『ははは、そうか、了解した』
「昔の事は水に流してね」
『そうしてくれれば助かる、ストラスも貴女と敵対した事を悔いていた事だしな』
「本当? ソレ聞けて良かったわ」
『ああ、…………又会おうアリス』
『ブヒッ? ペトラよペトラ! よく見て、前より綺麗でしょ?』
『ははは、そうだな! 尤もハタンガを離れた時にはまだ赤子だった…… 大きくなった物だ……』
『前はもっと大きかったんだけどね、現在TAKE2真っ最中なのよ?』
『そうか、では再び大きくなるが良い、我が王の様に』
『了解よパイセン♪』
『そなたも息災でな、ハンペラよ』
「うぃシーユー」
『三葉虫、大事にな』
「パラドキちゃんね、そこマメで」
『ははは了解だ』
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
Copyright(C)2019-KEY-STU
いいなと思ったら応援しよう!
励みになります (*๓´╰╯`๓)♡