【2266】 堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
第三部 六章 リベルタドーレス ~解放者たち~
2266.ごっちゃんでごわす
特殊では無い一同の興味は水色の化け物、カワヤツメの近接種だったらしい露草から飛び降りてきた人物へと移っていた、毒々しさ溢れる横綱、シュカーラである。
「只今戻りました、師匠」
「おうお疲れ様、早かったな」
普通に話しているレイブ、対するシュカーラは見えている範囲全てが警戒色で埋め尽くされている、気持ち悪くなったりしないのだろうか? つくづく、慣れって恐ろしいんだなぁ……
トリコロールに黄色、黒色、真紫、けばけばしい見た目のシュカーラは色に見合わぬ神妙な面持ちで答える。
「ごっちゃんです! それなのですが、私の進行方向の先、反対側からモンスターを狩り殺して進んできた方がおられましてね」
「へーそんな奴がいたのか、で? そいつはどうしたんだ?」
「露草に乗って頂きましてお連れしましたが、それでオケイ、でしたか?」
「ああ、良いんじゃないか、ご苦労だったな」
「ごっちゃんです」
ははは、二人ともすっかりお相撲関係の重鎮だな。 ※あくまでも観察者個人の意見です 角界関係の方、及び、谷町っぽい方々の苦情は一切受け付けられませんのでご了承下さいませ
「テオっ! 無事だったんねっ! アァシ心配でまんじりとも出来無かったんだけどっ?」
は? お前、ついさっきまで熟睡してたじゃん?
「おっ、アグネスっ! いや、ハンペラ、だったね? 驚いた、全く変わらないんだね…… 相変わらず綺麗だね、そのバズカット」
うん、こいつ等には伸びる程の時間経過は無かったからな。
「ちょ、おまっ、恥いじゃんね……」
「ごっちゃんです♪」
甘酸っぱい猿と蛇の件はこれ位で充分だ、お腹一杯、そう思ったのかレイブはさっさと話を進めてくれる、流石は扇の要、カオスに入り込む隙を与える気は無い様だ、頑張って欲しい。
「で? その反対側から来た奴ってのはどんな奴なんだ? 強いんだろ?」
何故だろうか? レイブは立ち上がって浴衣を脱ぎ脇をカッポンカッポンさせている、味方っぽい相手の事なのに…… どんと来い、そんな気分なのだろうか?
シュカーラは普通に受け答え、こいつにも疑問とかは無いらしい、同等程度の狂気を感じる。
「ええ、実力は物凄かったですけどね! 押し寄せるモンスターをこう、一刀のもとに、ってんですか? 殺傷能力には目を見張る物がありましたよ、あっ、ゴワス」
「ほぅ…………」
レイブの周囲に漂うオーラが剣呑な気配を纏う、仕方が無い、こいつも少し狂っているのだ。
「それにですね……」
「ん? どうした、他にも何かあるのか?」
レイブの耳に顔を近付けて小声で耳打ちするシュカーラ、この至近距離で毒が効いちゃわないか心配が募る、まあ、聞こう。
「ええ、何だか馴れ馴れしい奴でしてね…… 私には一切覚えが無いにも拘らず昔馴染みだとか何とか言い張りましてね? もしかしたら頭がおかしいのかも知れません」
それはお前が過去の一切合切を毒で忘れているからだろうなぁ……
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です。
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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