【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
あらすじ・目次
第三部 六章
リベルタドーレス ~解放者たち~
1560.鳥族の仕事
兎に角だ、世界の隅々まで文字通り飛び回った鳥達は、ここまでの数千年間で数十の宝玉、彼等曰く『王の石』を見つけ出す事に成功したようだ。
単純計算でも百年に一個……
当時のヘロン曰く、そこらにゴロゴロ、とはいかなかった様だな、そりゃそうか、なにせウランだからな。
見つかった石は例の如く、鳥達の強引かつ不意打ちのスタブによって幹部達へとインサートされていったらしい、さぞや痛かった事だろう。※決して下ネタではありません
結果は上々、石を埋め込まれた魚類たちは無事化け物じみ…… もとい、立派な悪魔へと昇華を果たした、まあ首尾良くいったらしい。
「へー一代で悪魔、つまり神様に、かぁ、そりゃスゲーな」
「ねえ本当に皆ティターンなの?」
『ええ、とは言え原始的で単純な魚ばかりですけどね、仲良く古生代、って感じですよ』
ちょいちょい魚類に対するディスりが含まれている辺り、ヘロンの相変わらずさが見え隠れしている、息災な様でなによりだ。
「古生代ってアノマロカリス的な感じか…… ぞっとしないわね……」
いや魚類だってんだからシーラカンスとか精々サカバンバスピスとかなんじゃないか?
節足動物や甲殻類になる事は無いだろ、多分ランプ達以外は。
「アァシのカブトも結構古かったりしてぇ、無いかっ」
『それ三葉虫、パラドキシデスですよ、無茶苦茶古い化石だね』
「う、うっそ!」
無価値だと思った物が違った件。
「はは良かったじゃん、大事にしろよ」
「後生大事に! 家宝にするわっ」
「ははは」
化石を大事そうに抱えて周囲を警戒し始めるウータンのゲンキンさを愉快そうに見るレイブにヘロンが畏まった感じで言う。
『で改めてお願いなのですが…… そちらの『王の石』私にお譲り頂けないでしょうか?』
「おう、良いよ」
『マジ?』
「ああ、マジだよ、良いよな皆?」
「アタシは良いわよ、ソレなんか恐いし」
「師匠のお決めになった事です」
『良いんじゃないっすか』
「パラドキちゃんは駄目だかんね?」
「だってさ」
『お、お、おぉおぉぉぉ』
思いの外、軽く承諾された事に仰天したのか言葉にならない呻き声を洩らすヘロン、随分欲しかったと見える。
しかしそこは自称であっても鳥の王、すぐさま涎と鼻水を拭き取り居住まいを正して頭を下げる。
『感謝します、お礼と言っては何ですが、私に出来る事なら何でも致します、宝石でも鉱物でもお望みの物をお持ちしますよ! 昔の様になんなりとどうぞ、アスタさんっ!』
「え、あれ」
『こ、これは失礼しました、レイブ殿、つい……』
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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