【1869話】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
あらすじ・目次
第三部 六章
リベルタドーレス ~解放者たち~
1869.グルグルの力
話を戻そう。
グルグル力、そんな安直で少しだけダサめのネーミングを受け入れてしまったレオニード、彼は深い洗脳に飲み込まれて気持ち良く、無茶苦茶な理論を鵜呑みに出来る存在、所謂、都合が良い馬鹿状態でぺトラの表情をヘラヘラしながら見つめていた。
狂信、若しくは媚びへつらった視線を受けたペトラは気持ち良く適当な言葉を発する。
『まあアレよ、魔力は生命力、とか言うじゃない? つまり魔力を留めれば不健康か死、良い感じで動かしてれば健康で生き続けられるって訳なのよ! 世界は生命で溢れてるでしょ? だから魔力だらけな訳っ! ここまでユーシー?』
『アイシー! だけど世界には生命無き無機物とかも結構あるよね? それ等はぁ、えっとぉ』
レオニードは生来正直なのだ。
洗脳初期に自分の意見を述べる、そんなリカバリーな試みを許す教唆側は存在しない、ってか出来ない。
ペトラの声音はボリュームを増す、そうせざるを得ない状況だからだ、釣りでは釣り上げる瞬間、取り込みこそが最も重要で困難、それ故に楽しかったり醍醐味とか言われている、そんな感じなのだろう。
『無機…… む、ムキーッ! 無機物ってかつて、それかいづれいつかは有機物、でしょ? そんなのどーでも良いわよっ! んなの状態に過ぎないんだからねっ! 順番待ちでしょっ? だから世界は魔力で溢れているのよっ! 良いっ?』
随分雑なんだな…… バラすんじゃ無いだろうか?
『なるほど、溢れてるねっ!』
見事にキャッチされた…… 個体的なチョロさを感じる、うん、この魚は馬鹿なんだね。 ※比喩です
無条件での同意に気を良くしたペトラの弁は滑らかさを増す。
『でしょ! だからグルグル力を高めて魔力に対応出来れば世界中どこでもへっちゃら、恐れる事は無くなるのよ』
『あーなるほどー』
『それに一度開けてしまったパンドラの箱、魔力感知能力は様々な災いや困難を引き起こす…… でもね最後に残った希望、グルグル力は文字通り、習熟する事で色んな恩恵を授けてくれるのよ』
『恩恵? さっき私がなった金属っぽい体とか、かな?』
乗ってきたペトラは鼻を高々と上げやけに偉そうな口調で返す。
『それはグルグル力の一効果に過ぎないわ! 鋼体術の一種、つまり魔獣よりニンゲンの方に出易い変化なのよ! もっとグルグル力の与える恩恵は数限りない程あるんだからっ! うふふふ』
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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