【2270】 堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
第三部 六章 リベルタドーレス ~解放者たち~
2270.そうなん?
短い思索の間、相変わらず戦意を捨てないレイブについて、ラマスから助力を求められたガトが思いっきり平手で打った、しかも効果を確実な物とする為か巨大化したおっさんバージョンで、だ。
ラマスが手加減した蹴りにはなんとか一命を取り留めたレイブであっても、ゴライアスが本気で繰り出したビンタには一溜まりもない、一切の重さを感じさせる事なく城壁に叩きつけられていた。
良くした物でギレスラとペトラ、それにミロブロとシュカーラ、ウータンギャルズはレイブを追って走り出している。
取り残された感が否めないレに話し掛けるのはそもそものへんてこパーティーリーダー、ズィナミである。
「良かったわ、アンタとレイブが闘っても意味無いもんね」
「ならば止めれば良かろうに」
「ちょっと興味あったのよ」
「全く、お前は相変わらずだな」
「あはは、でね、ジャルダ――――」
「むっ?」
「あ、ああ、レ、ね…… ねえレ・ジャルダン?」
「何だ?」
このやりとりは永遠に繰り返すのだろうな、もうどっちでも良いじゃん。
レイブシンパがごっそり減った中、引き続きズィナミがイニシアチブを取るらしい。
「アンタって聖戦士の能力、神器から依り代を取り出すヤツってさ、やっぱ出来ないの?」
「神器か…… 懐かしい言葉だな…… うむ、残念ながらその能力は失って久しい物だ…… それが?」
やっぱり駄目だった…… この場に残っていたラマスはオリジナルの地団駄で地面を結構埋没させ、横からは通常サイズに戻ったガトが頭を撫でて慰める、因みにガトはいつも通りの素っ裸、ダソス・ダロスは事前に脱いでいたローブを差し出している。 ※最近は巨人化する前に脱いで彼に手渡しているのです、彼女にも僅かながらな成長が見られるのです
ガックリと落胆に肩を落とす一同の中、ズィナミは表情を変える事無くレに質問を続ける。
「そう、で? アンタ何しに来たのよ? 呼んだ覚えは無いんだけど?」
うん、とっても傲慢だ! 自分の家とかじゃないのにここまで言い切れる奴はあんまりいないぞ! 傲慢至極だ。
ジャルダ…… グフン、レ・ジャルダンは答える。
「鍛治王の里を訪ねて来た者がいたのだ、何でもハタンガを目指してルンザから来たとか何とか訳の判らぬ事ばかりを繰り返しておったらしくてな?」
「ハタンガを? 鍛治王の里に? でも、ルンザって昔のポーランドとドイツの国境付近でしょ? まるで逆方向じゃないの!」
「うむ、そうなんだよ」
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です。
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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