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【2095話】 堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

第三部 六章 リベルタドーレス ~解放者たち~

2095.コアラと力士

 コアラの子はコアラ、同様に力士の子はもれなく力士として生を受ける。
 つまり、意思は生物を進化させ得る凄まじいパワーを秘めている、この事が証明されるのである。

 は? 意思? 意思が進化させた訳じゃねーだろ!
 何言ってるんですか…… ご紹介した中にあったでしょうに、意思の力が!

 強引に差し込んではいたけどさ、別に意志の力無しでも進化したんじゃね? コアラとか食い物無かったし!
 樹上生活で食べ続けるって所! そう決めて頑張ってたじゃないですか、食いしん坊っ!

 いやだから…… 結果的に生き残っただけだろ? 食いしん坊がさ。
 違っう! 言ったじゃんっ、ウォンバットっ!

 あーまあね……
 第一、適者生存だったら力士とか説明つかないでしょ? 長生きとかにはむしろマイナスなんだから! ※エビデンスの無い個人の妄想に基づいた偏見です

 う~ん、でも進化の条件が食べたい欲求だけってのもなぁ~
 はあっ? 力士がいつ食べたがったの?

 食べてるじゃん、モリモリ。
 あれは怪我しない為に食べてるの! 目的じゃなくて手段なんですが?

 あ、そうなの?
 当然です、因みに力士は太っている訳でも無いですよ? 筋肉の鎧を贅肉で覆っているだけですから!

 何の為に?
 だから怪我防止だってば! 土の上でほぼ裸で闘るんだよ? 畳とかマットじゃないんだからさ、恐いんだよ? 土中細菌でホウカシキエンとかもなるし!

 ふーん、じゃあ進化をもたらした強固な意志ってのは人前で裸になりたい、それでオケイ?
 何でだよ! レイブじゃねーんだぞ! 意思だったら、強くなりたいっ! だろうが!

 ああ、そっちね。
 当たり前だよっ! 一途に願い続けた強さへの渇望こそが、彼等を人外の超越者にするのっ!

 わーったよ!

 と、言う訳で、こんな奇跡まで起こせる意思の力である、時として想像を絶する事まで仕出かしてしまえるのだ。

 本体である生物が、ある物質や現象に過度に依存していた場合、それを断ち切る事で肉体や精神、しくは生命維持に極度の負担が掛かると判断した時、意思は障害となる記憶や物質、邪魔者の排除を始めたりもしちゃうのだ、結構簡単に。
 仕事や学校に行くべきでは無い、そう判断したらイヤイヤ病とか体調不良、寝不足から躁鬱、記憶障害に性格激変、自傷行為や薬物乱用、果ては別人格を作り上げたり他者への無差別攻撃までさせたりもするのである。



お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です。
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。


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