見出し画像

【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

あらすじ・目次 


第三部 六章

リベルタドーレス ~解放者たち~

1752.身の振り方


――――竜王の里の首尾については無事帰れましたら改めてご報告致します。
万が一、私達スリーマンセルが戻れなかった場合でも、幼馴染のガトと森王ダソス・ダロスがそちらを訪れて詳細を伝えてくれる筈ですのでご安心下さいませ。
マナナンガルと獣人達もそれぞれ優れた能力を持って居りますので力強い仲間になってくれるに違い無い、そう信じて居ります。
但し…… 彼等とは別に、私がこちらで身内にした弟子と生徒、他に徒弟っぽい悪魔入りの犬猫、いえ、虎と狼、更に先程話したヴァンパイア達についてなのですが、彼らの事を是非、ラマシュトゥに託したく思っているのです。
本来であれば、受け入れた私やギレスラ、ペトラが責任を持って行く末を見届けるべきなのでしょうが、こんなご時勢、その上戦争前夜の竜に交渉を持ちかけるのです、無事に戻れるとは限らないのです。
ですから信用出来る貴女、ラマシュトゥに彼らを頼みたい、そう思ってしまいました。
はなはだ自分勝手な願いではありますが、どうかお聞き届け下さいませ。
学院長や諸先生方にもご助力をお願いしたい、私の願いとしてお伝え頂きたいのです。
そちらの弟子、後の事はラマシュトゥとシパイ兄にお任せします。
こちらの都合ばかりで申し訳ありませんが、愚かで不出来な私に免じ、どうかご容赦くださいませ。よろしくお願い致します。
追伸 ジョディと仲良く過ごされる事を心よりお祈りしております
                        レイブ・バーミリオンより

「ふぅ、まあでも何とか意図は伝わったかな?」

 モンスターとの戦闘後よりゲッソリとやつれた感じのレイブの言葉にシュカーラが首肯して返す。

「不慣れな言い回しで大分ぎこちなかった物の、主旨については充分だったのではないですかね? 上出来だと思いますよ」

「そっか♪」

 首尾を褒めたシュカーラも褒められたレイブもご機嫌な中、ハンペラのアグネスだけは膨れっ面を浮かべる。

「なんか途中休場不戦敗って感じ? 消化不良ってかほんmoneyって感じぃー」

「アグネ、ハンペラさんっ! プライバシーっ!」

「なんかしゃばくね? もっとドロドロをアイウィッシュっ!」

「もうっ! 師匠、気にしないで下さいね、コイツ馬鹿ですからね?」

「良いさ、ははは」

「そうですか…… では、私は竜王殿下を訪ねる準備を確認して参りますね、ほらハンペラさん、行きますよ」

「ちぇっ、つまらないなり、皆になんて言えばぁ……」

 ぶつぶつ言い争いながらも肩を並べて坑道に戻る二人を尻目に、難しい顔を浮かべたガトはレイブに言う。

「どう言う事?」

 一仕事終えた感じで背を伸ばしていたレイブは姿勢をそのままに首だけそちらに向けて返す。

「何がだよ?」

「何がじゃ無いわよ、アンタの彼女、ラマスって娘の事よ! グログロが帰った後初めての報告であんな言い方…… 何よ、レイブったらまだいじけてたの? 嫌味なんて男らしく無いわね、そんなじゃ本当に嫌われちゃうわよ? 良いの?」



お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
Copyright(C)2019-KEY-STU


いいなと思ったら応援しよう!

KEY-STU|小説|イラスト|フォロバ100 励みになります (*๓´╰╯`๓)♡

この記事が参加している募集