【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
あらすじ・目次
第三部 六章
リベルタドーレス ~解放者たち~
1485.神と神
『聖邪? この時代を見てるって事はぁ、じゃないよな? って事は…… そうか、カーリー、アンタだな』
うっ、何故それが判る……
『ふん? この想念の揺らぎは図星、の様だね、あはは』
くっ、こいつ…… やはり侮れないな、まさか一方通行の観察を見抜くとは……
『さて、そこで相談だがぁ、私はあのレイブ君とギレスラさん、それにペトラさんを気に入ってしまってね』
む? 何だ?
『アンタだってそうなんだろう? じゃなきゃわざわざ観察している筈が無いもんなあ』
まあそりゃそうだが…… 一体何を言いたいんだ、コイツ?
『だったら少し手を貸してやってもバチは当たらないだろう? どうだい』
バチ、は我々自身が神自身なんだから心配してないけど、未来へ向けて一方向へ流れる時間の中で過去に干渉したりするのはな、ちょっと……
『アンタだったら平気だよな? 過去にあれほど大掛かりなループで歴史を変え捲っているんだから今更ってヤツだろ』
グッ、コイツ痛い所を……
『私だって三十五億年も一緒に過ごした輩を渡して来たんだ、あんなワザとらしい小芝居までしてな』
あっ、さっきのパワハラ振りって…… そうだったのか、結構迫真だったよ? 私が本気だと思う位には?
『何、そう大変な事をやれって訳じゃない、アンタの眷属にちょっと命令を出して欲しいってだけさ』
私の眷属に? 何?
『今から彼らは仲間達の元へ戻るだろう? そこまでの間にいるんだよ、飢えたトレントと凶暴なアルラウネがね』
…………それが? 私に何の関係があると?
『あの辺の樹妖とか花精とかってさ、アンタの配下の巫女? 神官だっけ? 確かドライアドとかドルイドだよ、あの手合いが命令出してるんだよね? 確かさ』
まあね、それで?
『だからそいつ等を通して彼等に手を出すな! それ位の命令だったら出せるんだろう? 虫の知らせ? 的にさ』
むぅ、しかし……
『いや、アンタがそんな事しなくても彼等だったら自力で仲間達の所に戻れるだろうさ! そりゃそうだ! だけどさ、ちょっと位楽させてあげた位で歴史が変わるとか? んな事無いだろう? 彼等の疲れが減ったとか? 君の眷属のかわいい手下が無駄に死ななくて済んだとか? そんなの忌避する程の大事じゃ無いだろ?』
むむむむ、まあ、確かに……
『ま、後の判断はアンタ自身に任せるよ、私は本当に魔界に戻らなければ消えちゃうからね、じゃあ、又、未来のどこかでね』
………………ふぅ、行ったかな?
びっくりしたな……
しかしまあ、正直、新鮮な経験ではあったな、過去から語り掛けられるとはね、ははは。
バラされてしまったからには改めてオーディエンスの皆さんにも名乗って置かねばなるまい。
私はカーリー、人々の過去を観察し時にその経験を共有するスキル、『観察』と『経験』を持った太古の悪魔、時の精霊神である、どうぞよろしく。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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