見出し画像

【1956話】 堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

第三部 六章 リベルタドーレス ~解放者たち~

1956.振り返ってみた

 しかし…… スプンタ・マンユか……

 言うまでも無く、コユキやアリシア、トシコを始め、歴代の真なる聖女に受け継がれて来た二本目の神器である。
 既にご紹介した事だが、世界中で悪魔と闘う事を宿命付けられた聖女達は、それぞれの特性に則した神聖銀の神器一つだけを手に戦場を駆け巡っていた。

 他に与えられるのは頼りになるのかどうかイマイチ怪しい聖戦士だけである。
 聖戦士共は大体聖女の本拠で信仰されている宗教の聖職者から選ばれるらしく、相方の聖女と同様に、倒した悪魔を閉じ込めて捕らえる漆黒の法具、言わば封印具一つを所持している。

 聖女も聖戦士もそれぞれ一つだけ、例外は魔神王たるルキフェルに選ばれた依り代、真なる聖女と対になる戦士、聖魔騎士の二者だけであり、言いたくは無いが、あのコユキとあの善悪の事である。

 通常の神器で悪魔を突けば、たちまち依り代から強制的に分離させられコロコロした魔核だけとなる。
 残された依り代側は役目を終えて召される所なのだが、特に優れた神器であるスプンタ・マンユであればこちらも生き残る、そーゆー事を説明してくれているらしいな、親切じゃないかキトラの癖に。

 ………あれ? あれれ?
 確か以前の観察によるとコユキに刺されて無事だった依り代ってぇ……

 カバのジローとユイ、それに土浦のレゲエと下関産のフグ、東北のウシの一部だけだった様な?
 うわあぁ、あいつ、この仕組みを知らずにプスプスやり捲くっていたって事?
 酷いな…… 秋日影とか完全に無駄死にじゃん……

 ま、まあ、コユキや善悪の身内、アスタロトやバアルの依り代も死んだ訳だからな、これこそ無知無能は罪じゃない、的な実例かも知れない! そう思おう、うん!

 ん?
 ………………そういやアイツ等の依り代って何だったか?

 そうだっ、バアルは過去の偉人や個人的に気に入った人物と生前に交わした契約に従っていたよな、確か? ダーウィンとかオベリーさん家のニコールちゃんとか? ああ、マリアとかジャンヌとかもいたなぁ、しかし?

 アスタロトの方だよな……
 古代イスラエルの初代王サウルは、まあ判る、判るんだがその後の姿はぁ……
 確か下半身は大蛇で上半身は人型で角は二種類、エランドとムフロンで背には蝙蝠状の翼、加えて頭部は真っ青な羊のボーンだった筈だ…… まるで化け物、ってか自然な状態でそんな生物にはお目にかかった事が無い! いや、どこかの国のマッドな研究室とかならワンチャンいるのかも知れないがオフィシャルでは無理だろう、多分。



お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です。
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。

いいなと思ったら応援しよう!

KEY-STU|小説|イラスト|フォロバ100 励みになります (*๓´╰╯`๓)♡

この記事が参加している募集