【2291】 堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
第三部 六章 リベルタドーレス ~解放者たち~
2291.邪悪vs姑息
不健全な魂のウサギは大きな耳で全てを聞きながら思う。 ※ここら辺が邪悪と呼ばれる所以です
――――ふむふむ、やっぱり馬鹿女共、ビビッてやがるな、イヒヒヒ! あいつ等が代わりに立てそうな奴と言えばトラックの鹿、それかダダ坊のデクか、あっちのロボットの出来損ない、それかデカいだけの竜王、つまりウドの大木野郎位だろうな…… キョヘヘヘヘ、どいつもこいつも僕の足元にも及ばない弱者揃いばっかりじゃ無いかぁ! あぁ、最っ高っだっー、そこはかとない全能感しか感じられないぃィっ! しかもこの、決闘、あっちサイド、しかも品格最上級者の縦綱からのご提案と来ている…… 断るのも不敬だからなっ、キョヘヘ! となれば受けん訳にも行くまいっ! よかろうっ! その戦い、この聖王が受け止めてくれんっ! キョヘッ♪
計算ずくの結果、ペジオはいつに無く堂々と宣言したのである。
「良いだろう! その決闘受けて立つっ!」
対戦相手のラマスとガトも少し遅れて声を上げる。
「じゃあ頼むわよ?」
「ガンバってね、ダーリンっ!」
「ああ、任せておけ」
「え? ええぇぇっ?」
ペジオの驚きも無理はない。
ちょっと考えている間にあっち側の代表はレイブに決まっていたらしいのだ。
決闘を提案した張本人の参戦、西洋式な決闘ならばままある事だろうが、言いだしっぺは立会人! そんな中立で当たり前を無視した参戦宣言は東洋、殊更日本国ではあんまり前例の無い事なのだ。
何故だ? そう思ったペジオは直後に理解した。
異常な程縦綱に寄り添ったグラマラスな肢体の女性、ガトはベッタリと身を寄せるばかりではなくその胸元のローブの合わせをヘソ近くまで引き下げているではないか、もうほぼほぼ丸見え状態であったのだ。
のみならず、もう一人の女性、ラマスときたら、はしたなくも縦綱の背におぶさって耳の辺りに息を吹きかけている始末…… 判り易い篭絡の気配が漂っている、ってか現在進行形で行われている、真っ最中だ。
――――くっ! 恥知らず共が汚いマネをぉ~! それに縦綱ともあろう者があんなに簡単に手玉に取られてしまうとは完全に計算外だ! うっわ、あのだらしない顔! 鼻の下ってあんなに伸びるんだな! こうなったらやるしか、いや殺るしかないか…… しかし、縦綱、か…… 果たして僕の力が通用するのだろうか……
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です。
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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