【2127話】 堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
第三部 六章 リベルタドーレス ~解放者たち~
2127.レスポンス
そんな悪夢を微塵も浮かべず、有無を言わさぬ感じでエバンガを見つめるラマス、立派だ。
『ふぅ、判ったわよラマス』
『ヒッヒイィ! え、偉い目に会ったわいぃ!』
上げられた蹄の檻から慌てて飛び出す長老キトラ、お爺ちゃん良かったね。
急ぎ足で駆け付けた仲間達の元からはどこか冷たい声が迎える。
「あ、お帰りなさい」
『ジッ』
「元気そうじゃないですか、まだ」
『むっ、なんじゃ?』
『ジジッ?』
『まあ悪魔でしょ? 簡単に死んだりはしないんじゃない? ねっ?』
『ジィ……』
『え、何? この空気?』
これはアレだろ? キトラがこっち側に受け入れられていない、若しくは嫌われているとかそーゆー?
『ジジジ…… ジッ』
「仕方が無いじゃないですか、次の機会を待ちましょうよ、ねっ?」
『ジー……』
ああ、なるほど、誰が殺すかのジャンケン勝負でどーしようも無かったテューポーンはキトラの死を望んでいたのにガッカリだよ、とかそーゆーアレか?
『何じゃ、皆…… ちょっとふざけただけじゃろうてぇ……』
ちゃんと謝った方が良い、そんな場面だが他のシーン同様当事者には大した事では無いと捉えられている様だ、まあそんなモノだ。
こちらの当事者にも傍観者ならでは、時に関係断絶にまで発展する恐れを含んだ言葉が掛けられている様だ、観察しよう。
『あれ? ラマスったら太った?』
ぺトラだ。
「え、そう? 自分では気が付かなかったけどぉ……」
そんな物だよ。
『そうよ! こう下半身の辺り? お腹から下が大分でっぷりして来てない?』
デリカシー! 第一お前自身はお肉でぱんぱんじゃん。
「むぅー、痩せた方が良いかなぁ?」
健康的で良いんじゃないの? まだ若いんだし。
エバンガも私と同意見だったらしい、言ってやれ、見てくればっかり気にしてると馬鹿になるよって。
『痩せる必要は無いのよラマス、いつも通りで良い、いいえ善いのよ』
「そう?」
『ええ、大丈夫♪ うふふ』
何だ? 甘やかしか? 無意味で過度な賛意はそれはそれで精神の成長的によろしく無いぞ。
まあしかし、少し前までのほっそりした少女らしさとは又違う、何と言うか女性的な感じに変化している様に見えるな…… ペトラの評みたいに決して太ってはいないし、これはこれで良いのかな? アイツの言葉はどうせからかい半分だろうしな。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です。
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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