【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
あらすじ・目次
第三部 六章
リベルタドーレス ~解放者たち~
1297.サステナブル
暢気なやり取りにガトが入ってくる、姿勢は振り返り、後ろ歩きで手は確り胸とチュニックの裾をガード済みだ。
「そのラマシュトゥって娘がレイブの彼女なの?」
「おう、まあな」
キープの癖に偉そうに答えた。
「ふーん…… そうなんだぁ」
「む?」
いかにもつまらなそうにしながら前を向いたガト、何かに気を取られているのかノーガードの臀部がチラチラ見えたりしている。
しっかり視線を固定させたままレイブは思う。
――――俺とラマスがイチャイチャラブラブだと何でガトがつまらなそうなんだ? って、ま、まさかガトのやつ俺の事を? いやいや、無くは無いかもしれんぞ…… なにしろ一緒に育った、言ってみれば幼馴染ってやつだからなぁ、バストロ師匠とセスカさんと同じって事だな、うん! にしても、そうか、そうだったのかぁ…… いやはやなんとも、モテル男は辛いってやつだなこりゃ~
もてもてレイブが苦悩を楽しそうに葛藤していると、ギレスラが話の続きを進めてくれる、助かるな。
『で、浄化というより抜き取った魔力が魔石の充填に関わっているのではないのか? どうなのだ?』
「ええ、その通りなんですよ、モンスターの物だけでなく空気中や地中に含まれる魔力なんかも再生雨によって原初の魔力、『無垢の魔力』へと浄化されるんですが――――」
「それこそが我等の崇める亜神の尊さの極みなのです! 我々の傷を癒し疲れを回復させ給うた再生雨は『無垢の魔力』を吸収して魔石へと充填させるアーティファクト、MPチャージャーへと送られるのです! 我々信徒が寒暖や闇に窮することが無い様に、わざわざお心を砕いて準備して頂いた御慈悲の証に他ならないのですよっ! ああ、ありがたや、ありがたやーっ!」
横から勝手に発言したシュカーラは、再び勝手に咽び泣きへと戻りミロンが言葉を補完する。
「お聞きの通りです、因みに充填の金属板MPチャージャーは『持続可能』と呼ばれていますよ」
『ほぅ、良く考えられた仕組みなんだな、しかしこれで我が充填できなかった理由が判ったかも知れんな、我は回復の魔力は使えんからな~、ペトラが少しチャージ出来た事も頷けるぞ』
『あーなるほどねー、きゃっ! ど、どうしたの? レイブお兄ちゃんたら急に立ち止まったりしてぇ、危ないじゃないの!』
感心の声と同時にギレスラの方を向いていたペトラは、急に歩みを止めたレイブにぶつかりそうになり、すんでの所で慌てて避け、非難の声を上げたのである。
この声に答えずにミロンとシュカーラの前に立ち、真剣そのものの表情で問い質す様な口調のレイブは聞く。
「充填し切れなかった魔力、余った魔力はどうなるんだ? そのサステナブルとやらが消してくれるのか?」
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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