【2152話】 堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
第三部 六章 リベルタドーレス ~解放者たち~
2152.おあずけ
「あーなるほど、『範囲回復』の事よね? 『自動体外式除細動器』じゃ無いでしょ? あれ何か危なそうだし」
あんな物を健康体に使ったら危ない位じゃすまないだろう。
因みに『再生雨』も『範囲回復』とは全然違う、まずピンクのオーラが降り注ぐ時点で全くの別物なのだ、気が付かないのだろうか。
まあ気付けないのだろう、新しい玩具を手に入れた若者に自重とかは無いのだ。
「じゃあ『再生雨』行ってみるよっ♪」
『…………♪』
『じゃのう』
『ジッ、ジジジッ!』
『むっ? テューポーンさん? どうしたのだ?』
『ジージジッ、ギィギギギ、ジッ!』
『あーなるほど! ラマスっ! ここで使うとトラックまで戻っちゃうから止めた方が良いってぇ! 輸送能力的にっ!』
「あーそっかそっか、そうだよねぇ、じゃもう少し辛抱するかぁ~」
『……プスッ』
何気に期待していたトラックはエンストっぽい音を発した…… 気持ちは判る、もう少しの間頑張って欲しい。
思い留まる事に成功したラマス、これは無茶な若者世代としては特筆すべき偉業だったりするのだが、彼女に声を投げ掛けたのはつい今しがたまで近くに居た筈のカタボラだった…… 何故かいつの間にかめちゃくちゃ遠くまで離れていたらしい。
『『再生雨』は使わないの?』
「え、ああ、うん、今は止めておくわ」
『本当に? 『再生雨』は止めたんだね?』
「え? うん、そー言ってるじゃないのぉ、どうしたのよ、そんなに遠くに離れちゃってぇ」
『ううん、何でもないよ! 本当~に『再生雨』を使わないんならすぐに戻るよぉ~』
「何よ、変なの」
…………ん? 何だこの違和感…… どこかで聞いた感じの会話キャッチボールだな? どこだったか?
おっとパダンパが何か話し始めてるじゃん! この違和感については時間が出来た時に改めて考えるとしよう、聞いてみよう。
『エニシァシでしたっけ? それだったら俺何度でも受け入れるっすよ!』
だからそれは止めとく第一候補だったじゃん。
ペトラが答えてあげる、無論、仕方なさそうに、である。
『だからそれは危ないのよ? それよりアンタに何があったって言ーのよ? 茶色の光、だっけ?』
『あーそれっすか…… それ聞いちゃうっすか? ま、そっすよねー』
『話して頂戴』
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です。
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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