【2241話】 堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
第三部 六章 リベルタドーレス ~解放者たち~
2241.四神
既に相撲とかじゃなくて重火器とか戦闘用ドローンとかを集めつつ、大横綱の風格を帯び始めたレイブに対し、新たな戦いへ誘う書簡が届けられる、差出人は幸福寺、そして日本各地に点在した横綱達から連名での呼び出し状だったそうだ。
「えっ? 各地に横綱がっ? そうだったっけか…… 大相撲とか東西とかじゃなかったかなぁ?」
少しだけ日本にいた経験をひけらかすガトに、レイブより早くペジオウサギの叱責が飛ぶ。
「黙って聞けよ大女っ! 彼は横綱なんだぞっ!」
…………彼が野ウサギと融合する前、前身は日本人なのだ。
「いや横綱は東西南北、東の横綱だった俺はディスティニーの横綱になっていたんだよ」
おい、ラダのレグバ共が関わっているじゃねーかっ! そりゃ強さこそ的な地位にもなるわっ!
こいつ等、昔馴染みのトリックスター四柱と中央を意味するメット・カフー、それに私、観察者を加えた六柱で色々しでかした…… 遥か昔、オーディエンスの皆さんが居られる令和の時代、はや数千年も昔の事だ。
本来は世界の四隅に位置する方向神がレグバ、んでその基点になるのがメット・カフーである。
五柱揃って空間を何とか表現している訳である、可哀想な馬鹿共だ。
対して私、観察者のカーリーと言えばだ、たった独り、言わばワンオペで時の流れを見守ったり、必要なら巻き戻したり、考えてみれば時空の半分を担っているなんて、はあぁ~、立派過ぎるよなぁ、我ながらぁ~。
こっちは独り、一柱、あっちは五柱揃わなければ意味を成さない体たらく…… だからなぁ……
そういやあのチンピラ共、特に四柱のレグバ共は幸福寺とか茶糖家に入り浸った結果、日本に住み続ける事にしたのであったな…… ふんっ、恥を知らぬゴミ共めがっ!
類推するに、日本、っつーかバアル式…… しすさんの内側に閉じ込められた馬鹿共は、暇潰しとか悪ふざけみたいなノリで彼の地の伝統とかをぶっ壊してくれたらしい、横綱が東西南北四柱だってっ! しかもレイブの話からすると自分の名前を冠させていたとか…… 恥ずかしいなぁ、全くぅ!
まあ、角力のそもそもの意味、四方を司る四神の一柱、北方の守護者で黒房の玄武は何を隠そうカメムシのキトラ爺さんなのだ…… 余り違いは無いかも知れないな、誤差レベルの変化、かな?
因みに赤房は南方で朱雀、これはカルラ、西の白房は白虎でこっちは口白のラー、つまりクロシロチロの秋田犬三匹の合体でぇ…… えっとぉ、言い難いんだが残った青房、所謂青龍さんはあの、えっと…… おサルのフンババなのである…… ごめんなさい。
はぁ? おサルがぁ? なんでっ? 龍だろうっ?
うん、そう思うよね、でもそうなんだよ、ごめん……
いや無茶苦茶じゃんっ! 他の雀とか虎とか亀とか黙っていないだろうっ!
ううん、皆、龍だからさ、そこは……
はっ? 龍? なんで? ピーチク、ガウガウ、ノソォゥ、じゃねーの?
言ったじゃん、キトラが黒龍のアペプだって! 黒=玄だからっ! ねっ?
え…… なんでそんな? 判り難いよ……
うん、ここら辺が四神の難しさなのだ。
亀も虎も鳥も龍、しかも残る一体は名前まで龍、更にこの方向守護が守っている中央にも龍、真ん中の龍だから央龍で固有名詞も同音の応龍で別名黄龍…… んで守るとか言ってる割にこの応龍がめちゃくちゃ強い設定で全ての瑞獣が一斉にかかっても勝てないらしい、いるか? 守護獣? なグラグラ設定が根幹にあるせいで大変判り難さに溢れているのだ。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です。
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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