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【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

あらすじ・目次 


第三部 六章

リベルタドーレス ~解放者たち~

1276.竜の目覚め


 しかし、この場で一部始終を見ていたのはこの時代、剣と魔法のファンタジー世界でモンスターや悪魔と普通に接して来たレイブである。
 自分と共に迎賓館の外に残されたギレスラの尻尾を地面に落としながらレイブが呟いた言葉は冷静そのものである。

「へー、勝手に直るなんて便利じゃん」

 驚きも感動も無いらしい。
 思えば刺激に溢れた生活が当たり前だったりするとそこら辺の感情が希薄になるのかも知れない。

 ファンタジーと言えば主役クラスのワクテカ生物、ドラゴンのギレスラがムクリと起き上がって声を上げる。

『む? 表か? 一体何があったんだレイブ』

「ああ、テューポーンさんが全壊させた建物が自動で直ったんだよ」

『ほう、変わった技術だな』

「な?」

 やはりビックリスイッチが鈍感になってしまっているようだ、少し可哀想でもある。
 驚かないなら迎賓館に特段の興味は湧かないらしく、レイブの関心は目覚めたばかりの弟に移ったらしい。

「大丈夫かよギレスラ、良いのを貰っちまったからなぁ~、しばらく痛むだろ?」

 ギレスラはキョトンとした顔で返す。

『いや何ともないぞ、ってか我やられたのか? レイブに?』

 どうやら記憶が定かではないらしい、ボクサーなんかがノックアウトされた後なんかに述べてるヤツだろう。
 レイブは起こった出来事を掻い摘んで話して聞かせた。
 宇宙のギレスラと情熱溢れる狂気のブレスの辺りからだ。

「――――んで、テューポーンさんのバックキックがお前の顎に決まってな、今は良くても時間が経ったら痛むかも知れんぞ? ムチウチとかもあるんじゃないか? 首長いしな」

 ギレスラは尚更キョトンを増して答える。

『マジか? 全くノーダメージなんだが…… むしろ普段より体調が良い様な感じなんだがなぁ、それで宇宙ってなんだよ? それ我が言ったのか? マジで?』

「え? 根源的には同じなんだろう? カエルだってアメンボだってドラゴンだって! 違うのか?」

『んんん? 何を訳の判らん事を…… 少なくともドラゴンとカエルは違うだろうが、全く』

「へ?」

 …………何故かギレスラがまともになっている、頭部近くにショックを受けたせいとも思えないが?

 狐につままれた様な顔を浮かべて黙り込んだレイブに対して、今度は妹、ぺトラの声が掛かった。
 たった今、不思議な技術で再建された迎賓館の脇からだ。
 どうやら、入り口方面も直ったらしく回り込んで来たものと思われた。

『驚いたわね、この建物ったらどうなっているのかしら! 信じられる? 外観だけじゃなくて内装まで元通りに戻っていたのよ! しかも床や壁までブレスを受ける前の黒曜石によ? ペトラビックリ仰天よっ!』

「え、マジでか?」 しかし、この場で一部始終を見ていたのはこの時代、剣と魔法のファンタジー世界でモンスターや悪魔と普通に接して来たレイブである。
 自分と共に迎賓館の外に残されたギレスラの尻尾を地面に落としながらレイブが呟いた言葉は冷静そのものである。

「へー、勝手に直るなんて便利じゃん」

 驚きも感動も無いらしい。
 思えば刺激に溢れた生活が当たり前だったりするとそこら辺の感情が希薄になるのかも知れない。

 ファンタジーと言えば主役クラスのワクテカ生物、ドラゴンのギレスラがムクリと起き上がって声を上げる。

『む? 表か? 一体何があったんだレイブ』

「ああ、テューポーンさんが全壊させた建物が自動で直ったんだよ」

『ほう、変わった技術だな』

「な?」

 やはりビックリスイッチが鈍感になってしまっているようだ、少し可哀想でもある。
 驚かないなら迎賓館に特段の興味は湧かないらしく、レイブの関心は目覚めたばかりの弟に移ったらしい。

「大丈夫かよギレスラ、良いのを貰っちまったからなぁ~、しばらく痛むだろ?」

 ギレスラはキョトンとした顔で返す。

『いや何ともないぞ、ってか我やられたのか? レイブに?』

 どうやら記憶が定かではないらしい、ボクサーなんかがノックアウトされた後なんかに述べてるヤツだろう。
 レイブは起こった出来事を掻い摘んで話して聞かせた。
 宇宙のギレスラと情熱溢れる狂気のブレスの辺りからだ。

「――――んで、テューポーンさんのバックキックがお前の顎に決まってな、今は良くても時間が経ったら痛むかも知れんぞ? ムチウチとかもあるんじゃないか? 首長いしな」

 ギレスラは尚更キョトンを増して答える。

『マジか? 全くノーダメージなんだが…… むしろ普段より体調が良い様な感じなんだがなぁ、それで宇宙ってなんだよ? それ我が言ったのか? マジで?』

「え? 根源的には同じなんだろう? カエルだってアメンボだってドラゴンだって! 違うのか?」

『んんん? 何を訳の判らん事を…… 少なくともドラゴンとカエルは違うだろうが、全く』

「へ?」

 …………何故かギレスラがまともになっている、頭部近くにショックを受けたせいとも思えないが?

 狐につままれた様な顔を浮かべて黙り込んだレイブに対して、今度は妹、ぺトラの声が掛かった。
 たった今、不思議な技術で再建された迎賓館の脇からだ。
 どうやら、入り口方面も直ったらしく回り込んで来たものと思われた。

『驚いたわね、この建物ったらどうなっているのかしら! 信じられる? 外観だけじゃなくて内装まで元通りに戻っていたのよ! しかも床や壁までブレスを受ける前の黒曜石によ? ペトラビックリ仰天よっ!』

「え、マジでか?」 しかし、この場で一部始終を見ていたのはこの時代、剣と魔法のファンタジー世界でモンスターや悪魔と普通に接して来たレイブである。
 自分と共に迎賓館の外に残されたギレスラの尻尾を地面に落としながらレイブが呟いた言葉は冷静そのものである。

「へー、勝手に直るなんて便利じゃん」

 驚きも感動も無いらしい。
 思えば刺激に溢れた生活が当たり前だったりするとそこら辺の感情が希薄になるのかも知れない。

 ファンタジーと言えば主役クラスのワクテカ生物、ドラゴンのギレスラがムクリと起き上がって声を上げる。

『む? 表か? 一体何があったんだレイブ』

「ああ、テューポーンさんが全壊させた建物が自動で直ったんだよ」

『ほう、変わった技術だな』

「な?」

 やはりビックリスイッチが鈍感になってしまっているようだ、少し可哀想でもある。
 驚かないなら迎賓館に特段の興味は湧かないらしく、レイブの関心は目覚めたばかりの弟に移ったらしい。

「大丈夫かよギレスラ、良いのを貰っちまったからなぁ~、しばらく痛むだろ?」

 ギレスラはキョトンとした顔で返す。

『いや何ともないぞ、ってか我やられたのか? レイブに?』

 どうやら記憶が定かではないらしい、ボクサーなんかがノックアウトされた後なんかに述べてるヤツだろう。
 レイブは起こった出来事を掻い摘んで話して聞かせた。
 宇宙のギレスラと情熱溢れる狂気のブレスの辺りからだ。

「――――んで、テューポーンさんのバックキックがお前の顎に決まってな、今は良くても時間が経ったら痛むかも知れんぞ? ムチウチとかもあるんじゃないか? 首長いしな」

 ギレスラは尚更キョトンを増して答える。

『マジか? 全くノーダメージなんだが…… むしろ普段より体調が良い様な感じなんだがなぁ、それで宇宙ってなんだよ? それ我が言ったのか? マジで?』

「え? 根源的には同じなんだろう? カエルだってアメンボだってドラゴンだって! 違うのか?」

『んんん? 何を訳の判らん事を…… 少なくともドラゴンとカエルは違うだろうが、全く』

「へ?」

 …………何故かギレスラがまともになっている、頭部近くにショックを受けたせいとも思えないが?

 狐につままれた様な顔を浮かべて黙り込んだレイブに対して、今度は妹、ぺトラの声が掛かった。
 たった今、不思議な技術で再建された迎賓館の脇からだ。
 どうやら、入り口方面も直ったらしく回り込んで来たものと思われた。

『驚いたわね、この建物ったらどうなっているのかしら! 信じられる? 外観だけじゃなくて内装まで元通りに戻っていたのよ! しかも床や壁までブレスを受ける前の黒曜石によ? ペトラビックリ仰天よっ!』

「え、マジでか?」



お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。

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