【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
あらすじ・目次
第三部 六章
リベルタドーレス ~解放者たち~
1536.プライベートメッセージ
この短い間にギレスラは翼の先でレイブをつつきながら悪戯っぽく言う。
『ほれ、我が言った通りであろう?』
「な、何がだよっ?」
『直接聞いちゃうとラマス寂しいっ、なのだ、むふふ♪』
「そ、そりゃお前、一応、そ、相思相愛? だからなっ、そうなるんじゃないのー? 普通はさっ!」
『ひゅーひゅーなのだ、熱い熱いっ! ひゅーひゅー』
「だからー、やめろよー♪ なはは♪」
『お待たせしたのでち、続けても?』
脳内の記憶を整理し終えたグログロが聞くがレイブは得意の絶頂で答える。
もう超ニヤニヤ顔だ。
「お? おう、まあ大体メッセージの主旨は判ってるんだけどなー、わざわざ伝えに来てくれた事だしな、全部聞かせて貰おうかなー?」
『嬉しそうなのだ、グログロ聞かせてやってくれ』
『あい、えとっ『アスタさんやテューポーンさんとの旅の様子や、ダーリンにとって故郷的な場所への再訪、それに光影さんが残した謎の装置と言いだしっぺの消失…… それに死んだとばかり思っていたグフトマ御大との出会いに小人の隠し穴の崩壊、に加えて石化の谷で窒息? 溺死? し掛けたんでしょ? それだけでも日常とかけ離れ過ぎててびっくりなのに獣人達が隠れ住んでいたクルン=ウラフで幼馴染のガトちゃん? さん? と突然の再会に森王の救出に死なないバイコーンとの戦闘だったわよね? ほんと次から次に事件が起こっちゃって現実とは思えない様な事ばっかりでぇ――――』』
『ほらほら来たぞ? ラマスっ寂しいっ、なのだっ!』
「馬鹿っ、まだ途中だろ、ちゃんと聞けよ、全くぅ、ははは」
師匠達のやり取りに構う事無くグログロは再現を続ける。
『『なんかね、聞いている内にこれ本当かな? なんて疑う訳じゃないけど猜疑心? 信憑性の欠如って言うの? こいつ、話盛ってね? とか思っちゃったりしたりしなかったりぃ?』』
「はは、は、はぁ?」
『むむむ?』
『『まあそこら辺はアタシの気のせいかも知れないから別にどーでも良いんだけどさっ! なんかガトさん? の件を話す時だけ声がね…… 浮ついてるって言うかヘラヘラして聞こえるって言うのかぁ…… うんっ、トーンが違うのよね、トーンがっ!』』
『お、おいっ?』
「な、何だろ? やきもち的な? あれかな?」
瞑目したままのグログロは大事な姉弟子のメッセージを間違えない様に全集中の風情で語り続ける。
『『別に細かな事までとやかく言うつもりは無いんだけどさっ、ダーリンがダーリンじゃなくなるってんならアタシ的に困るとか無いしね、ってか新しいダーリンをって話っ、だから、どーでも良ー話なのよねっ! んな下らないアンタ、ああ、まだダーリンだったっけ? そんな話よりこっちはかなり切迫しているのよっ! 暢気に今日は何を食べたよ~、ラマス~とか馬鹿みたいに浮かれている場合じゃないんだわー、ごめんだけどねー…… ねぇ? 若しかして遊び半分? 物見遊山気分でフラフラ旅行日和、とか考えてる訳じゃあないでしょうね? だったらアンタ最低よっ? あ、ダーリンか、まあどうでも良いわっ! ちゃんと死ぬ気でやっているんでしょうね? こっちは全員そんな感じで必死も必死っ、文字通り死に物狂いなんだけどぉっ! ねえアンタ、判ってんのっ?』、……ふぅ』
「えっ、俺達だって結構ピンチ編、ってか、ひ、必死だったよな? なあギレスラっ!」
『う、うむ、それはそうだが…… むっ、まだ続きがある様だぞ、まずは聞いてみようじゃないか』
「あ、ああ、そうだな……」
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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