【1794話】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
あらすじ・目次
第三部 六章
リベルタドーレス ~解放者たち~
1794.ツーパーティー
『後は一般的ですけど『変身』ですね』
この言葉には、レイブは自分の前で果実酒のお酌に精を出していた二匹のシッティングアニマルに視線を落としてから得心がいった感じで返す。
「そっか、こっちじゃ一般的…… それでさっきコイツ等が変身した時に驚かなかったんだな」
返したのはミロンの猫型アニマルだ。
「我々、と言うか以前の依り代がこっち出身だったですから」
ブロルの犬型アニマルも続く。
「あのランプリー等も魔獣だった訳です」
「あーそっか、なるほどなぁ」
『出会った時、私が小さくなっていたでしょう? アレもそうですよ』
ジャガランディ? ふむ、判らん、主に使用するタイミング的に?
「アレかな、相手を油断させるとか? そーゆー?」
それ以外に無いだろうな。
『いや省エネの為ですね、長距離移動時なんかの燃費重視のエコモードなんですよ、アレ』
「あーなるほどね」
『スゴく納得したのだ』
私も。
にしてもあれだな…… あの魔獣神共は確かに普段は可愛く変身してたし鳥に至っては存在すら希薄だったからな、そこら辺が残っているって訳だなこりゃ。
『主なスキルはそんな所ですね』
「ふーん、所変わればってヤツだよなー」
『で? 何故こちらの魔獣は竜王に従っているのだ?』
確かに…… 全体で万を超える魔獣軍団だろ? 数が少ないドラゴンに抗えず? とも思えないが……
『さあ? 生まれた時、それよりずっと前からそうでしたからね、そーゆー物だとしかぁ……』
まあそんな物だよな、王様とか言葉、食習慣なんかもそうだもんね。
何故日本人はお風呂に入るの? 室内で靴を脱ぐ理由は? さあ? だってそーゆー物だから? そんな感じなのだろう。
誰であっても明確な説明は出来ないのではなかろうか?
しかし、ブータレた後にケラっていた豚っ子がここで不意な参戦を果たす。
『それはねー、こっちはオニギリ、あっちは六道に由来するからなのよ』
むむ?
「オニギリに六道? 何だったかな、聞いた事はあるんだけどぉ~」
『レイブ、アレでは無いだろうか? リョウコ様とリエ様のっ! 違ったかな?』
「おぉーソレソレッ! 冴えてるなギレスラァッ!」
お前が鈍いだけだってば……
念の為に改めてご説明させて頂くと、オニギリとはコユキの上の妹、リョウコを中心にしたパーティーの名前で『オニギリ友の会』、六道は下の妹リエをリーダーとする『六道の守護者』の事だと思われる。
お猿のフンババや不死鳥で火の鳥のカルラ、大蟹のカルキノスを中心とした『オニギリ友の会』は正しく魔獣の憧れと成り得たのだろう、そういや竜神ヒュドラも属していたしな。
一方の『六道の守護者』、リエを君主としたのは元アレキサンドリア三世のスカンダ、言わずと知れたインドの福の神ガネーシャを軸としたゴリゴリの実力集団であり、こいつ等がハタンガ以西の組織を産み出していたらしい。
位置的に考えればスターゲイザーとかなんとか格好良かげに呼ばれちゃっている虎大と竜也のホームホームレス兄弟もこっちに属していたのだろうな。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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