【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
あらすじ・目次
第三部 六章
リベルタドーレス ~解放者たち~
1641.只々大地に寄り添う民
では改めて、世界でも珍しい死に狂いだとか武士道だとか獅子は千尋の谷から我が子を、だとか普通に言えちゃう民族がもう一つあったんだ、そんな感じでお聞き頂きたい、そう表現し直させて頂いて話を続ける事としよう。
皆さん同様、強くある事を望まれて生を受けた子供達は、その後も鍛錬と共に成長を続ける事となる。
で、この自称ゲタイ族、主に平野、島、湖沼、そして山岳の居住地毎に分類されるのだが……
ちょっと考えればお判り頂けるだろうが、島、と言ってもこの場合大河の中に点在する中洲の事、それと湖沼、これは沼地の沿岸ね、この二つはお魚とか水棲生物とか比較的に食べ物が得易い環境であるのはお判り頂けるだろう。
渇いた平野に拠る民には羊とか家禽の備えもある、素朴な生き方を貫く筋肉マニア達にとっては生きるのに窮する事は少なかったのではないだろうか?
問題は山岳だ。
は? なーんで? 山だったら食べ物とか一杯あるじゃんっ! 俺っちの婆ちゃんちでも山菜とかすっげー美味いしいんだけどぉ?
まあ、落ち着いて聞いて欲しい、この辺りは岩山中心で皆さんで言う所の不毛の地なのである。
んなお前、観察者よ~、不毛の地って言う程そこらに無ーからな? 地球上の大概の場所にはその地に適した植生があるからな、おい?
ええ、そうですよね…… でもその僅かな植生が生きるに足らない量だったらどうでしょうか?
は? んなもん増やせば良いじゃんか! その為に農業、農耕があるんじゃねーかよっ!
なるほど、ね…… でも彼等、農耕をしないんですよ。
は? 何で? 縄文なの?
いいえ! 勿論弥生以降っぽい方達ですよ、里々に美しいお花なんかも育てたりしていましたしね。
んじゃ問題無いじゃん、モーマンテストだな。
彼等は農耕とかしません。
は?
しません! なんでも唯一の神、サルモクシスの教義に反するとかですね。
はあぁ~?
信仰上の禁忌です、他者がどうこう言うのもどうでしょうか?
………………
と言う事で、山岳は基本、飢えていた。
しかも飼っている羊は食べない、乳や羊毛が取れなくなるから。
鶏にしても同じだ、ご馳走である卵が無くなったら大事件である。
そして彼等は乳とホエイとヨーグルト、そして雑草の根だけを主食とした、ってかするしか無かった。
草は大事な羊と鶏が食べるから人間が食べるなんてもっての他だったのである。
結果、子供達は有り得ない位のムキムキマッチョに育ち上がる訳なのだ。
言うまでも無いだろうがタンパク質とビタミン豊富な食事は、食事? ま、まあ摂食は肉体の筋組織を強靱に、そして柔軟に成長させ、且つ適度(?)な飢餓状態は常人には及びもつかない程の再生力をも与えるのである。
具体的に言えば指とかの欠損ならば跡形残さず元通りにして見せれるレベルで、である。
念の為繰り返すが彼等は哺乳類、それも人類である、決して魚類や両生類では無いのだ。
まあ、同様の戦闘民族であるオーディエンスの皆さんには然程珍しい話では無いだろう。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
Copyright(C)2019-KEY-STU
いいなと思ったら応援しよう!
励みになります (*๓´╰╯`๓)♡