【1958話】 堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
第三部 六章 リベルタドーレス ~解放者たち~
1958.旅の終り
思えば、アスタロトの思い付きみたいな感じでスタートして以来、予想外が続いた旅であった。
ミツカゲの悪魔駆除マシーンを発見、んで早々にバックれたアスタロト、テューポーンはバッタに身を落とし、死んだ筈の太師匠グフトマとの出会いにラタトスクの最長老アウゲイアスとの別れからの小人の隠れ穴崩壊、石化の谷からほうほうのていで逃げ出しクルン=ウラフへ、美しく育ったガトに再会してダソス・ダロス救出、パダンパと共にバイコーンを倒したら皆で放浪が決まり、アガリアレプトのシドやダイサギのヘロンと会ってマナナンガルやヴァンパイアとも仲間になり、レオニード、ヴァミスを連れてグラムランドのルッカを説得、陰のフィクサーだと思われたアペプは昔馴染みのキトラで臭くて辛かったが何と無く解決。
一見壮大だが良く見ると我等がスリーマンセルは大した事はしていなかった。
強いて言えば現在、ぺトラが飲酒後の熟睡状態、レイブが鉄砲玉扱いでガチブル、ギレスラは慣れない仕切り役に大緊張、これが最大の試練かも知れない、後の細々した事はほぼほぼ自分達が招いた苦労、つまり自作自演に近い、ノーカンにして問題無いだろう、お疲れっした。
こうしてダラダラと長かった旅は一旦の終わりを迎えた。
しかし彼等スリーマンセルの旅はこれから先もまだまだ続くのだ。
まずは自分達の為にコインを集めなければならない、死ぬのは嫌なのだ。
そして自分達の師匠を救う為にハタンガにも行くだろう、実は会いたかったりするのだ。
その先も彼等の生涯は続いて行く、魔術師と獣奴、闘竜として、生きる旅は継続するのだ。
一つの旅の終着点、それは次の旅への始発点に過ぎないのかも知れない……
オーディエンスの皆様、ここまでお付き合い頂きまして誠にありがとうございました。
これからもよろしくお願い致します。
では、続きを観察して行こう…… ん? 言ったじゃん、旅はまだまだ続くってっ。
さて、ギレスラは緊張しながらも話を進める。
『竜王、コインが欲しいのだが』
グラムランドは快く頷いて返す。
『で、あったな! 探して来るゆえ少し待っておれ、レオニードとパダンパ、手伝ってくれ』
『ははっ』
『うぃっす』
『ほっ、これで又、時間が稼げるのだ』
胸を撫で下ろすギレスラに地竜ヴァミスも声を掛ける。
『お疲れ様だったな、では私も裏門へ戻るよ、なあお前等も来いよ』
歩き出すヴァミスに声を掛けられた漆黒のドラゴン達、黒竜アペプの配下達はすごすごと後ろをついて行く、元来素直な性質だったのだろう、そこらをキトラにつけ込まれたんじゃあなかろうか。
その姿を見て、観客的に集まっていたドラゴン達も三々五々、自分の持ち場等に帰り始める。
口々に、何だったんだよ? だとか、ショーは終りなの? だとか、腸は? ハンマーは無し? だとか? エンディングしょっぼっ! だとか言いながら、差し詰め祭りの後の寂しさ、所謂、ハレからケへのうら淋しさを感じている様である。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です。
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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