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【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

あらすじ・目次 


第三部 六章

リベルタドーレス ~解放者たち~

1188.根掘り葉掘り


 真剣な顔でブツブツ呟き続けているグフトマをレイブは生暖かい視線で偉そうに見守り、哀れに思ったのか前世は兎も角、今生では彼氏いない暦年齢のペトラがフォローらしき声をかける。

「そんなに悩む必要ないんじゃない? 好きでも無い相手に抱く劣情とかは論外だけどさ、好きな相手とだったら判り合いたいのは当然だし近くに居たい、結ばれたいって思うのだって自然な事だと思うわよ」

「そ、そうか? レイブ?」

「うーん、ま、それが自分自身を甘やかす免罪符にならなければ良いがね」

「そうか…… なるほど……」

 なんだレイブ…… やけに偉そうだな、キープ君の癖に……

 再びブツブツと一人の世界に戻ってしまったトミーボーイ。
 ギレスラが次に発した言葉で現実世界に復活を果たす事となる。

『でもレイブとラマスは夜中にこっそり抱き合ってイチャイチャしてるぞ、グガ』

「えっ!」

「ば、馬鹿っ! 適当な事言うもんじゃないよギレスラっ!」

『竜の視力はニンゲンや豚猪とんちょと違って暗闇でも良く見える! いつも裸で抱き合ってモゾモゾ蠢いてるじゃないか、レイブ?』

『そう言えば出発の直前に川に水浴びに行った後も…… うん! 二人の体からお互いの体臭が色濃く臭っていたわね! あれってそーゆー? やだ、レイブお兄ちゃんたらー、いやらしいーっ♪』

「お、おいおい、お前までそんないい加減な――――」

 レイブは非難の声を上げ始めたが、無言で向けられたペトラの大きな鼻がヒクついているのを見て、途中で言葉を飲み込んだようだ。
 一瞬黙り込んだ後、何かを誤魔化すように捲くし立てたレイブの顔色は、ズィナミ・ヴァーズばりに耳まで真紅に染められていた。

「まままま、参っちゃうなー、そ、そんな言い方したら、ご、誤解されてしまうじゃないかぁー、あれだよあれ、そ、そうだよ、ラマスはまだ若いんだから夜中に寂しくなったりするじゃないかぁー! そんな時に慰めたりしてみたり? 励ますために適度なスキンシップ? 的な事ってあるじゃないかぁー!」

『へー』

『二人きりでの水浴びは? その時も寂しくなったの、ラマスって』

「ふむ……」

「そそそそ、その時は…… あーあれじゃんっ! け、稽古だよ稽古っ! 型をつけてたんだよ型を! だろうトミー! じゃなかったグフトマ太師匠たいししょう! 型稽古って想像以上に大切ですもんね? ね? ね? そりゃあお互いの臭い位移るわ、そうかそうか、うんっ、それでなんだな、納っ得ぅー!」

 周囲の面々に先んじて、納得しているレイブに対して、太師匠に復権を果たしたグフトマは、っぽい表情を浮かべて返す。

「ん、まあ型稽古は大切だな…… 反復による動作の習熟もさることながら日々の体調管理、自己診断の一面も又、重要な鍛錬の要素となるからな」

「ほらっ! ほらほらぁっ!」

「だがレイブよ…… あの、何故、水浴びと同時に? あれか裸でやる事に何か意味が?」



お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。

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