【1876話】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
あらすじ・目次
第三部 六章
リベルタドーレス ~解放者たち~
1876.三つの手段
スキルを習得する方法、その主な手段は三つである。
一つは何度かご紹介した依り代だ。
悪魔と体を共有する事でその技が行使可能になる、ジローがパズスからユイがラマシュトゥからスキルを受け継いだのがこれに当たり、精度や効果は結構オリジナルに近かったりする。
レイブ達スリーマンセルの『反射』、ギレスラのブレス時の精緻な温度操作、ペトラの魅了酒なんかもアスタロトの保有スキル、『反射』『氷炎』『魅了』からの影響が窺い知れる。
これは強力かつ無慈悲なスキルだ、悪魔の生々しさ溢れ捲る暴の力を現世に、しかも年端の行かない子供相手に顕現させる、倫理的になるべくなら避けた方が良いだろう、アスタロトの分別の無さが窺い知れる事案だ…… えっ、聖邪? あれはまあ、例外扱いで良いんじゃないだろうか? 可愛いかったんだよ! ゴメンネっ!
二つ目はスキルの譲渡であり、これはスカンダがリエにロードランナーを、更にカルキノスが誰かに譲ったスキル、ギリースーツが時代を経てリョウコへと継承された件なんかが該当する。
こっちは精度、効果の再現度ほぼ百パーセントである。
元の持ち主が技を失う、文字通りの譲渡だからであろう。
少し保存の法則が頭をよぎる。
そして三つ目、感染や臣従によって移る伝染だ。
クルン=ウラフから旅立った後、ミロブロが心無い誹謗中傷と共に追放の憂き目を受けた事を憶えておいでだろうか?
意地悪なネコ科によってなされた暴挙を後押ししたのも、この伝染を恐れたからであった。
精度は著しく下がる、と言うか感染者の資質による誤差が生じる様だ。
まあ考えてみれば当然かもしれない。
判り易い例えを出すならばチーターにボルトの脚力は不要、遅くなるから、そんな所だろうか。
種族の違いを越えて伝染するスキルには向き不向きが存在する、当たり前だ。
エラ呼吸が出来る種族にスキンダイビングの能力は不要だろうし鳥類にフライもどうかと思う。
どこかで感染しても使わないまま死蔵するのでは無いだろうか。
若しかしたら羽ばたかずにプカプカ浮いている小鳥や、己の限界を知る為とかで口を確り閉じて深海まで真っ直ぐ下降するお魚なんかもいるのかも知れない、だがそれらは例外だろうし、そんな奴等は若しかしたら未来の悪魔かもしれない、見所マックスだ。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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