【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
あらすじ・目次
第三部 六章
リベルタドーレス ~解放者たち~
1405.恒常的な不正発覚
「えーっとねー、あっ、あったわ『禁則事項① 本製品はプロトタイプであり、再充填処理された魔石は非常に不安定な状況になる事が確認報告されています。 魔石の使用は悪魔や天使、神仏の魔力補填に限定し、決して人間や魔獣、アーティファクトやその他機器への使用はお止め下さい』ですって!」
「えっ! 駄目じゃんっ!」
『酷い誤使用なのだ…… どうするのだお前等? おい、シュカーラ! 何とか言うのだ!』
「えっ、いや、読めなかったから、あのぉ――――」
『ガトちゃん! それだけ? まだ有ったりするの、禁則事項とか?』
禁じられた使用法が明らかになった。
驚き色めきたつスリーマンセルにおろおろし始める獣人達である。
思えばこのクルン=ウラフに来てから、確かにスリーマンセルの言動には可笑しな所が散見されていたが、まさかそんな原因があったとは……
てっきりおつむの具合が悪化してしまった、そう思ってしまったが、なんだこっちのせいだったのか。
考えてみればセンザンコウやアユカケを見て、ドラゴンだと決め付けた辺りから情緒不安定そのものだったからな、納得できる。
獣人の責任問題を追及する声の中、クレバーなペトラが更なる被害拡大を抑える為に訊ねた声にガトが答える。
「有るわ…… 『禁則事項② ご使用になる魔石は正規品の『幸福寺グループ ライトシャドー先進材料研究所製 光影印の安心魔石』をご利用下さい。 万が一社外製の物をお使いになると、魔力の暴走、使用者の健康被害、使用された元モンスターのリライブ、スタンピート等、深刻な事態を招く場合が考えられます ※正規品でない場合の被害について、幸福寺グループでは一切補償出来かねますのであしからず』…………ですってよ」
「もろ今の状況じゃんか……」
『あっ、若しかして私や前任者達が苦しんだのも全て……』
『グァ、当然であろ、やっちゃいけない事ばっかりだからなのだ』
『一応確認しましょうよ! シュカーラ! 持って来て!』
「は? な、何を? です?」
『もうっ! 魔石に決まってるじゃないのよっ! ミロンとブロル、他の皆も手分けして里中の魔石を一つ残らずここに持って来なさいよっ!』
「「「「「「は、はいぃっ!」」」」」」
危機的な状況に置かれた事を悟った獣人達は猛スピードで里の中へとダッシュしていった。
この場に集まった戦闘力の固まり達が自分達を責める気配が闘気として立ち昇り始めているのだ、馬鹿でも判る。
直接関係無い筈のキャス・パダンパまでが、これまでの魔獣達の苦難を思ってか怒り心頭だったのだ。
まあ、当然と言えば当然だ。
少しでもリカバリを! そう思ったのか、程無くして大量の魔石が里中から集められてガトの前に山と積まれた。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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