【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
あらすじ・目次
第三部 六章
リベルタドーレス ~解放者たち~
1745.魔核の行方
ダソス・ダロスは半笑いで大きな鼻からこちらも特大の溜息を吐き、今度はもう一頭の巨大な魔獣、キャス・パダンパが言葉を引き継ぐ。
『いやいや居たでしょ、ペトラ叔母さん! 勇気溢れる大活躍の兄妹がぁ! 忘れちゃったんですぅ?』
ペトラはハッとしながら返す。
『えっ、あの兄妹? モンスターとの戦いでいつもサタナキアを助けて最前で闘っていた元牢番の?』
ギレスラも続く。
『おおっ! あの二人を連れて帰ったのか! 確かにあの兄妹がいなければ岩山の竜人なんか倒せなかったであろうからな! 良い人選では無いかっ!』
む? 私、観察者は割愛させて頂いたがぁ…… 結構面白そうな冒険譚だった様だな? こりゃオーディエンスの皆さんのチェコ語習得にも俄然力が入る良情報の到来では無かろうか? 頑張って頂きたい。
「そうか、あの二人な! なるほど、それで満足して帰ったって訳か」
ほら、レイブも異論が無い様だよ? さぞ面白いのだろう。
「うん、その二人もだけど全部で八柱ね! ほら退治した悪魔や幽霊、モンスターの魔核の数よ! 全員ニブルヘイムの幹部、副将と魔将になって貰ったのよ」
「ほう」
このレイブの声にはガトの脇の魔獣達、ダソス・ダロスとキャス・パダンパが誇らしげに胸を張り反らしている。
「えっと、どーした? ダダ坊にパダンパ?」
「だからこの子達に憑依させた悪魔、ダソス・ダロスには牢番兄と同じロサエムを、妹のロセウムの方はキャス・パダンパに憑けてあげたのよ」
『『エッヘン』』
「あーなるほどー」
確かになるほどだな、あの時所持していた八つの魔核がサタナキアのパーティーメンバーに与えられ、代を経たのが魔将達、そーだったのだ。
コユキや善悪に率いられたスプラタ・マンユにぶっ飛ばされた弱々しい奴等ではあるが、あの時点で六百年弱、か…… うん、忠誠心とかは並以上だったらしいな。
ん? ……確かぁ、あの時、ルキフェルに成りすましていたサタナキアの正体を初めて知って驚いていたよな、魔将達って?
うわあっ、それまで黙っていたって事か!
ふうぅ、流石は悪の中の悪、普段接している身内に対してまでそんな感じ、神経のシックネス具合が超極太だ。
私と違い、単純なレイブは感心一入、何度も頷いた後首を傾げて再びの挙手と共に聞く。
「ちょっと待てよ? 確かに魔核は八個あったけどさ、憑依させた相手が足りないんじゃないか? 執事二人と兵士長、牢番兄妹とヨハンに…… あぁ馬もいたか! これで七体だろ? 一体足り無いじゃん」
本当だ、残り一体はどうしたのだろう。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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