【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
あらすじ・目次
第三部 六章
リベルタドーレス ~解放者たち~
1349.覚醒
「このレイブとぺトラ、それにあっちで料理を食べ捲っている竜のギレスラが助けてくれたのよ、もう痛くないでしょ? 良かったじゃない♪」
『このニンゲン達が?』
「ああ、ガトの兄、レイブ・バーミリオンだ、俺もハタンガの出身でさ、えっと、考えたんだが、もし良かったらだけど、えっと、お、お兄ちゃんって呼んでも良いぜ、同郷のよしみでな!」
『アナタ達も神、なのか? その、紫のオーラが見えるのだが……』
「ん? ああ、俺達スリーマンセルの中にもアスタロトって魔神がいるんだよ、そっちもガトの中のサタナキアの兄なんだ」
ニッコリと笑ってサムズアップを見せるレイブの姿。
見つめるダソス・ダロスの口から含み笑いが聞こえ始め、やがて大地を震わせる程の大音量になっていった。
『ブフォフォフォフォー! ガトの兄ならば私にとっては主も同然! しかも命の恩人ならば尚更の事! このダソス・ダロス、いいや、テトラ・オロスはアナタ方神々に忠誠を誓いますぞっ! 身命をとしてお仕え致しまーすっ!』
レイブが笑顔で即答する。
「んなオーヴァーな…… 俺達こうみえて魔術師のスリーマンセルなんだぜ? つまり通常業務の内って事だからさ、気にすんなよ」
ギレスラも追随だ。
『そうだぞ、寧ろ我等が『役立たず』なせいでお前の血液を焼却するしかなかった…… 有意義に使えなかった事を詫びなければいけない位なのだ』
「本当だよ! まあ、折角元気になったんだ、自由に生きれば良いんじゃないか? あっ、ガトとは今迄通り仲良くしてやってくれよな」
ダソス・ダロスの表情は呆気にとられたポカン顔だ、それだけ真剣な気持ちでの誓いだったのだろう。
『それは…… 当然ガトは私にとって掛け替え無い存在ですが…… 本当に良いのです?』
ガトは食器を手にしてダソス・ダロスの鼻先にもたれ掛かりながら応える。
「良いんじゃない? どうしても気が済まないなら主従とかじゃなくて友達で良いでしょ? アタシ達だって友達じゃない? ねっ?」
『そ、そうか』
『そうだぞ、それにウチには既に豚猪がいるからな、お豚成分は足りているのだ』
「だな! で、どうするんだ? お兄ちゃんでも兄貴でも何でも良いぜ、つっても兄様とかはちょっと恥ずかしいけどな、へへへ」
どうやら話を聞きながら目覚めを待っている間に、弟として迎える準備はバッチリ完了しているらしい、迅速な対応と言えるだろう。
ダソス・ダロスは感心した表情を浮かべた後、視線を横に移して言葉を続ける。
『そう言ってくれるのならば…… えっと、兄貴で…… それで、こちらのお豚、いや、ペトラと仰るお嬢さんはぁ…… あのぉ、随分綺麗な見た目の方なのに? フルダークネスだし? えと、何でこんな感じでぇ?』
『む?』
「おろ? ペトラ、どうしたんだ?」
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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