【1820話】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
あらすじ・目次
第三部 六章
リベルタドーレス ~解放者たち~
1820.ブームの火付け役
そこからは順調そのものであった。
長年に渡り森の長を務めてきた兄妹が一座に加入した事で獣人達に与える衝撃が爆アガリしたお蔭で、これまでの数倍以上の速さでグルグルは浸透して行く事となったのだ。
更にグルグル習得直後にある集団がフザケ半分で始めたフォーメーションダンス、名付けて『ごっつカワチイらんだむダンふぉぉー!』が内輪で大ブレイクした事で空前のグルグルブームへと進化を果たす。
令和に生きる皆さんが想像するユルイ系なランダムダンスとは一線を画したダンスは、獣人が生来持ったフィジカルを無理やり引き出したのみならず、そもそもの目的であるグルグルの魔力循環、経路である神経網の保守効果、副次効果である身体強化や自己治癒力の高まりも加え、若年層のストレス発散や壮年期での運動不足解消、高齢世代の適度な運動が健康長寿や自律機能維持までもが期待出来る、そんなテキトーなデマにも後押しされる形で群れをヘルシーアニマル、いいやストロングビーストの域まで引き上げたのであった。
程無く、強き野獣達はグルグルを群れ全体で習得するに至った。
その成功体験が今回レオニードに対して実施された狂言芝居を正当化していたのである。
『もう…… 何のつもりか判りませんけどね…… 本気で心配したんだよっ? ちょ、酷く無いっ?』
当然至極だ。
『あはは! 怒ってんの?』
最低。
『でも無事進化出来たのだろ? 礼には及ばぬが一応聞いてあげるのだ、ほれ、苦しゅう無い、存分に幸甚に至るが良い! グアァァアグア♪』
『はあっ?』
『む、何なのだ?』
最低で無神経極まり無い黒豚は兎も角、自分のしでかした事にこれっぽっちも疑問を持っていない、それ所か褒めろだとか感謝しろだとかの斜め上発言をしているトカゲ、これには割と温和なレオニードでも辛抱堪らん状態に陥ってしまったらしい、まあ、仕方無い。
結構デカめのタンタロスタイガー(金属質)と同じ位の重量感がある鱗卵(ドラゴン入り)が向き合って睨みあう形となる、すわっ、一触即発かっ!
「おいおいギレスラ止めろよ、今回は久しぶりにオリジナルメンバーだったからちょっと気合が先走ちゃったのかも知れ無いだろ? 何より礼とかさっ、そんなの俺たちのスタイルじゃないじゃんかっ!」
『む、むむっ、確かに…… 結成時と同じ顔ぶれだったせいで少し気負ってしまった感は否めぬな…… それに礼や感謝が欲しくてやっている訳では無かったのだ…… 済まぬレイブにペトラ…… これでは副座長として失格だな……』
副座長? 何だソレ?
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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