【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
あらすじ・目次
第三部 六章
リベルタドーレス ~解放者たち~
1579.変貌
真偽のほどは兎も角、ヘルヘイムの精鋭でそこらのなんちゃって軍団とはレベチらしい最強悪魔、吸血鬼のリーダー達はドギマギ、オタオタ、ワタワタしっ放しだ、やっぱり自称に過ぎなかったのだろうか?
レイブは果敢にもドギオタワタに対話を試みる。
「兎に角さ、俺達って結構やる事があるんだよ、だから他の奴等に紹介するからさ! クルン=ウラフの長だったら黒熊のマッチってのがいるし、悪魔入りのが話し易いってんならサタナキア入りのガトと森王のダソス・ダロス、あとミロンとブロルって魔王入りもいるからさっ! そっちと詰めてくれよ、なっ?」
「お気遣い感謝します」
「「「「「あわわわわ」」」」」
「お、おう…… なあお前等もそれで良いんだよな?」
「「「「「あわわわわ、あがががが、ガアァァァ」」」」」
『なっ!』
『キャアァーッ!』
「お、おいヴラドっ、こいつら大丈夫かよっ!」
なんと、恐怖のあまりか何か拾い食いでも当たったのか、ドギオタワタの五人が白目を剥き口から泡を噴き始めたのであった。
驚愕の声をあげるスリーマンセルに、独り普通の状態を維持していたヴラドの叫びが響く。
「い、いかんっ! はや日没を迎えていたかっ!」
「な、何?」
「失礼! おおいっカーミラぁ、ブルーカぁ、ドルドぉ! 皆来てくれ、日没だぁっ!」
「え、え?」
慌てふためいたヴラドの声に応える様に、彼等の登場と同様に坑道の鏡面から滲み出て来たのは大量の猫に鼠、更に黄色い嘴にシャープなボディラインが特徴的な小鳥も一斉に飛び立っている。
レイブは驚きを深めながらも呟きを洩らす。
「カラス、いや、スズメの仲間、か?」
『スズメ目のフウキンチョウ科ね! 恐らくハシボソガラパゴスフィンチ、別名吸血鳥だと思うわ!』
「そ、そうか! サンキュ!」
便利だね。
この賞賛に驕る事無く、類目マニアの黒豚は更なる鑑定眼を猫と鼠、はっきり言えばドブネズミ達に対して向けている様だ、うーん飽くなき探究心を感じる、フロンティアスピリッツに通じる気もする、いいねっ!
サイベリアン? と呟いた後、クマ? ハタ? ううんやっぱりイエね、明確にドブだわ! なんて言いながら分析に夢中なペトラを横目に、鏡面を見つめていたレイブとギレスラの視界に三体の人型、女性のそれと判る影が立ち上がってこちらを見つめていた。
一人は赤黒いドブネズミが姿を変えた大柄で肉感的な女性で、二人目は黒い小鳥から変身した黒髪の痩せ細った少女、最後は一際大きな黒猫から背伸びと共に現れた中肉中背、緑の光彩にやけに縦長の瞳を輝かせたコケティッシュなこれまた女形の人型である。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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