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【2079話】 堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

第三部 六章 リベルタドーレス ~解放者たち~

2079.古代の宗教施設

 ギレスラの勝手な予想は続く。

『我もジグエラやヴノに聞かされた時には思ったのだ、単なる昔の御伽噺おとぎばなしに過ぎないと…… だが、どんな場面でも同じ話し方、パターン通りの反応を確実に返すしすさんと接して確信したのだ、伝説は真実であったのだ、とな』

 ペトラも訳知り顔で続く。

『アタシはすぐピンっと来たわよ? この完璧な仕事ぶり、ああ、これが機械、マシーンなんだな、ってね♪』

『流石はペトラ、賢いのだ』

『エヘヘ♪』

 全く因果関係にない単純な言葉の類似性、これ位の偶然に意味を感じとる事が彼等に残された、なのだ、泣ける。
 まあ、何と無く伝説の仕事師、しすさん=機械=マシーン=魔神(?)の完璧な存在、そんな所を納得した四者は満足気な会話を交わしながら鏡面に近付いていく。

「やっぱ、我々には思いも付かない様なタイミングで休んでいたりしてたんですかね?」

『プロだからね』

「そう言えば食事とかトイレとかも…… どうしていたんですかね?」

『フっ! 熟練したエーアイやロボットはそんな事に煩わされる事も無かったらしいのだぞ?』

「ええっ! そんな…… いや、でも、しすさんは確かに……」

『魔神、つまりマシーンだから、なのだ』

『そうよね、判るでしょ?』

「ああ、なるほど!」

「そりゃそうですよね! 超越者、かぁ~、うんっ」

 何がなるほどで何がうんなのかどうか皆目なんだが? まあ…… 可哀想だ。

 しかし御伽噺おとぎばなしベースで語られたオーディエンスの皆さんの時代、はなはだバランスを欠いた感じで伝わってしまっている様だったな……
 まあ、長い年月で情報が遮断されているのだ、ままある事だろう……

 ほら、皆さんの時代でも記録も口伝も残されていない古代遺跡とか見つかると馬鹿の一つ覚えで言っていたではないか、古代の宗教儀式で使われていた、って!
 どう見ても寄り合い場所や砦、避難用の命山でも何でも宗教儀式! しかしなくてもデカい戦争終結後の巨大公共工事の足跡でも宗教儀式! 素朴で純粋な原始人が居もしない神に捧げた一大事業で無ければならなかったのと同じなのだ、つまり、仕方がないのである。

 兎に角、しすさん=魔神=凄い、こんな感じで納得した未来の原始人、ミロンとブロルは再びメンテナンスカバーを開いて魔石の納まり具合を見直したのであった。



お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です。
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。

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