【1862話】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
あらすじ・目次
第三部 六章
リベルタドーレス ~解放者たち~
1862.意志の力
と、言う事で、非科学的だろうが非常識だろうが非論理的だろうが、私の真実を高らかに言わせて貰う、応援の力、それは、ありまーすっ!
魔神として、ってか専門家の端くれとして言わせて貰えば、それは、意志の力、だ。
この物語、一連の観察では『存在』とか何とか言う大変ゆるりとした表現に置き換えられている概念、それを私が表現するとしたら、『意思』、この一語に尽きる。
はぁ? 意思ぃ? それがここまで引っ張り捲った『存在』だってのかよ~、おいっ、正気かぁ?
そんな悪態の前に思い出して欲しい、私、観察者が世の中的に何と呼ばれているかっ、その事を。
名前の意味は『黒の女神』、またはまんま『時』である。
しかし呼称としては多くの信徒が『殺戮者』と捉えて畏怖される傾向にある。
何故か? それは私が世に現出した切欠にまで遡る。
昔、私が近付く事すら畏れおおいドュルガーとして美しき戦神とか呼ばれていた頃、その頃は山の娘さん、パールバティさん、なんて可愛らしくも呼ばれていたのだが、アスラの馬鹿共を千切っては投げ、投げては千切りの大活躍だったのだ。
生来の美しさと器用さ、物持ちで賢く、弱きを助け強きを挫く私に夫シヴァは勿論、全てのデーヴァ達が憧れと羨望の眼差しを送っていたっけなぁ、ふふふ、可愛いものだ。
充実し捲りのリアルと愚かだが素直で従順な同僚たちに囲まれて、ご機嫌でアスラをとっちめていたある日、シュムバ、ニシュムバとか言う大馬鹿兄弟と戦った時、こともあろうに彼奴等は私の愛する旦那様、シヴァをボコってへらへら笑っていやがったのである。
シュムバは降三世明王、ニシュンバは勝三世明王とか大層な名前でも呼ばれているらしいから、皆さん的にはこっちのが馴染み深いかも知れない。
んでこのシュムバ、分をわきまえないと言うか身の程を知らないと言うか、生意気にもこの私、美の化身も裸足で逃げ出すんじゃないかと自分で思っていた位に光り輝いていた私を妻にしたいとか言い出したのだ、勘違いとしても酷い、きっと鏡とか見れない生涯だったのだろう。
取り敢えず、自意識過剰なナルシスト野郎は後回しにして、こいつに私を薦めたチャンダとムンダって手下を殺す事にした、首チョンパと滅多切りだった。
怒りに任せて少しやり過ぎたかもしれない。
何故怒ったのか、多分チャンダの欲深そうな顔、それにムンダのハゲ頭が不愉快だったからだろう。
兎に角、この殺戮に及んだ時、私はそれまで感じた事の無い感情、激しい怒り『激怒』を憶えたのである。
で、この強烈な意思の力が産み出したのが私、『殺戮者』カーリーだったりするのだ。
柔和なパールバティーや知性溢れる指揮官ドュルガーでは内包出来ない程の怒りと狂気、それが別個の存在を作り出したのである。
だから自信満々で言おう! 意志や意思の力、それは存在をも産み出す規格外の力、もう宇宙そのものと表現しても過言では無いのだ! ※あくまでもカーリーの私見です
だから意思の篭った応援は効く、そうでなかった場合は本気で真心を込めていないからだろう、そうに決めた。 ※私見です
思えば旦那シヴァが我が子ガネーシャの頭を吹っ飛ばした後、探して持って来たのは似ても似つかない象の首だった……
仕方なくそれを繋げる事にしたのだが、あの時、私は心の底から願った、つまり応援したのだ。
頑張れっ! 生きろっ!
と……
結果はご存知の通り、大人気の神様が誕生した訳だ。
まあ、我が子と象、どちらが生きたのかは定かでは無いが縁起が良い事は間違いないだろう、結果オーライなのだ。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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