【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
あらすじ・目次
第三部 六章
リベルタドーレス ~解放者たち~
1728.明朗快活
サタナキアは満足気な頷きと共に言葉を続ける。
「やっぱりね、アンタ嘘ばっかり言う悪魔だって結構有名になってるわよ」
「うむ、そうか…… そう言う其方は? ああ、なんだ、本物のサタナ――――」
「あーあ゛ーあ゛ーっ! それは言わ無くても良いのよっ! 全くっ、油断も隙も無いわねっ!」
「そうか…… では何を知りたい? 折角こんがりと焼かれたのだ、何でも答えてくれようではないか」
そうだな滅多に無いチャンスだもんな、サタナキアだったら真の魔神になる方法とか聞けば良いのでは無いかなぁ? これ以上人の真似で惨めな人生を送らなくても済むからさぁ。
それじゃ無くても宇宙の仕組みだとか生命進化の法則だとかさ、聞いといたら今後威張れる感じの事って沢山あるからね、猫語とかでも良いしなぁ。
期待に私の胸が膨らむ中、サタナキアは炎上カイムに返す。
「アタシは別に無いわね! ねえヨハン、アンタ丁度聞いといた方が良い事あったんじゃないの?」
まさかの無欲、話を振られたヨハンは慌てつつ答える。
「え、アレですか? 何色の魔核が良いとか? ですかね?」
サタナキアは大きな溜息と同時に返す。
「はあ~、それはアンタの好みで良いんじゃないのっ? それよりも領地の事よ! 民の皆が弱ったり病気になっているんじゃなかったの? 後、喧嘩騒ぎだったわよね? そーゆー事だって答えてくれるのよ、このおっさん」
「あーそっちの件でしたかー、すっかり忘れていましたよー、えーっと、じゃあですねー――――」
すっかり? そうか……
大切で仕方無い民の事を思い出した名君主ヨハンは燃え盛るおっさんのカイムに窮状を伝え、その原因と解決策について教えを請うのであった。
炎の中のカイムは終始男前なままで、熱いだとか温いだとかの類は一切口にしないまま、何度も頷きながらヨハンの話に焼け爛れた耳を傾け続けていた。
やがてヨハンが一番聞きたかった話(定かではありません)を聞き終えたカイムは、タイムラグゼロでその問いへの答えを話し出した。
曰く、
「民が虚弱になったのは猫、病気はドブネズミ、乱暴になったのは霧の呪いのせいだ、アレ等を街から離れた場所に移せば直、解決するだろう」
「お、おおおぉぉっ!」
「ねっ、聞いて良かったでしょ?」
「ええ、ええっ、やったぜ! ですね♪」
「うふふ、良かったわね♪」
喜びの笑顔を交し合うヨハンとサタナキア、無事解決策を得る事が出来て良かった良かった。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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