【2225話】 堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
第三部 六章 リベルタドーレス ~解放者たち~
2225.分析
「じゃあ根本の原因、アスタロトに先頭を切って囮をやって貰えば良いじゃん!」
『なぬっ?』
『えっ、嘘、嫌過ぎる……』
しすさんの行く末に思いを馳せてポーッとしていた赤竜と黒豚は度肝を抜かれた、まさかここで自分達に振られるとは思ってもいなかったらしい。
ペジオは一瞥した後、面倒臭そうに且つ無表情なままで言う。
「あートカゲと豚、君達じゃないよ、僕は魔神アスタロトが行くべきだって言ったんだからね? あれだろ? この中で魔神レベルってーと…… うんっ! おい大女っ! お前がアスタロトなんだろ?」
指を刺されて指名されたガトは狼狽える。
「え? アタシ? ……違うけど?」
うん、違うよな。
ペジオは大きな前歯を剥いて抗議だ。
「何でだよっ! この中ではお前が一番マシだったぞっ! 後はバッタとカメムシ、かな? 他にいないんだからお前がアスタ先生だろうがっ!」
何気に先生呼び? 往時の関係性が偲ばれるねぇ~、あの適当な授業とかブリーフィングとか受けた口なのかなぁ~、まあ間違いなんだけど。
「でも違うから」
「はぁー? じゃあ一体何なんだよお前っ! 普通に神レベル、魔神だろっ、お前っ?」
「アタシ? サタナキアの依り代、ゴライアスの子のガトだけど?」
「え、は? あ? ああ、サタナキア? か…… そ、そうか、そうなんだ…… あっ! お久しぶりです、すっかりご無沙汰しちゃってぇ~、えへへ~」
うん、関係性が希薄だったりすると丁寧な感じになるよな。
一旦礼儀正しく接して間を取った(本人ってか本ウサギはそう思っている)ペジオは考えた。
――――そうか…… この群れにはアスタロトに隷属したへんてこパーティーだけじゃなく魔神サタナキアの配下共も加わっていたのか…… そう言えばあのロボットっぽい奴とか昔も居た気がするな…… 確か公園とかで蛇口とか盗んでいたブリキの玩具だった筈だ…… ちっ、デッカくなりやがってぇ! ……ん? となると攻撃力だけなら最強のアスタロトはどいつだ? カメムシ? は違うよな、キトラだし! それにあれは社会的には死んだも同然のゴミだからなぁ…… となるとぉ、んーバッタ、かなぁ? アレ強かったからなっ! まあ、そうなんだろうなぁ…… しっかしっ、何であんな醜い生き物を依り代にぃっ? むむむっ、相変わらず読めないなぁ先生はぁ…… 流石と言っておこうか、アスタ先生…… でも、今こそ、僕は貴方を越えてみせるっ!
思ったより深めの師弟関係だったのかな? アレ只の脳筋だぞ?
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です。
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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