【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~
あらすじ・目次
第三部 六章
リベルタドーレス ~解放者たち~
1346.リピート
「ちょっと落ち着けってば、おーい、聞こえないのかよぉ? 刺しちゃったらそいつ死んじまうぞ、おいペトラってばぁ!」
レイブの制止の声も興奮冷めやらぬぺトラの鼻息を僅かに弱める事しか出来ていない。
すわ刃傷沙汰かっ!
ぺトラの角がアオダイショウな彼女を貫かんとした正にその時、
『兄ちゃん! オイラはここだよっ!』
広場に下ろされたまま放置されていた森王ダソス・ダロスが意識を取り戻すと同時に、目の前にいたレイブに向けて弟宣言をしたのである。
急な話であったが、ギレスラとペトラ、更にはガトだけでなく、歳の近い弟子たちに対しても割りと家族的に接してきた事で、比較的お兄ちゃん属性が強めだと自負しているレイブは無碍にはしない。
一旦、引き受けた上で何故そうなったのかを考える位の分別は持ち合わせているのだ。
「へ? あんちゃん? って俺?」
『あれ? に、ニンゲン? ここは…… あの世じゃぁ、無いよな? やっぱ生きてるのか』
『ダダ坊っ!』
ダッ! ズドドドッドゴンッ! メシィッ、ミシミシッ!
ダソス・ダロスの覚醒に気が付いたぺトラは、アオダイショウなベイビーを文字通り角に引っ掛けて遥か彼方に放り出し、猛スピードで駆け寄ったのである。
その際、勢い余って止まり切れず、ダソス・ダロスに衝突してしまったのは、まあ、ご愛嬌と言って良いだろう。
目覚めたばかりのダソス・ダロスは中バラからスペアリブに向けて突き上げられた鋭過ぎる激しい痛みに、再び意識が遠くなりつつ、本日二度目の走馬灯を経験する事を覚悟するしかないのであった。
※走馬灯の内容に関心をお持ちのオーディエンスの方は、1309話まで戻って下さればもう一度お楽しみ頂けます
※ここからは現実の続きをお楽しみ下さい
『ぐぅぁっ! キュ~』
「あらら、良いのが入っちゃったわね~」
『だ、ダダ坊ーっ!』
「あんちゃん、か…… はて?」
『グアッ、又、腹が空いて来たぞ、夕飯はまだなのだろうか? グガァッ』
クルン=ウラフの森、アイユの里は、混乱と混迷の火種を確り残したまま、取り敢えず一息吐く事が出来たのである。
お読みいただきありがとうございます。
感謝! 感激! 感動! です('v')
まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、
皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。
これからもよろしくお願い致します。
拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。
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